当blog記事でも、首相(権力)の座にしがみついて離そうとしない愚劣な菅氏のことを以前から書いてきた。
- 「内閣総理大臣と東京電力社長、どちらが先に職を辞すべきか」
- 「内閣総理大臣と東京電力社長とみずほ銀行頭取、職を辞す気のない裸の王様は誰か」
- 「菅政権の福島原発事故 場当たり的対応、ここに極まれり」
- 「人気取りに走った菅首相、こいつは末世独裁者か?」
- 「菅首相の恫喝に中部電力屈する」
- 「内閣不信任について、それなりに思ふこと」
- 「曖昧、その場しのぎ、いい加減、自身の進退も同じだった菅首相」
が、ここまで執着するのは予想どおりとしつつ、あのヒトラーよりもひどいのではないかと思いつつある。なぜなら、ヒトラーでさえ後継者を定め、自ら命の幕引きをはかったというのに、内閣不信任案を可決されないためにウソをついたばかりか、「辞任を臭わせる発言」をやめるつもりで発言していなかったとか、さすがに苦しい言い訳と悟った後にはやめるのは一定の目途が経ってからだと、目先の困難をいい加減な対応とまたもやウソの上塗りでしのごうとしている。そういったいい加減な野郎が、国民のためとしてさらにペテンを行おうとしているのが現状(今頃になって被災地巡り。窓際族になりそうな人が急に仕事を増やす、忙しそうに見せるのと同じ)だ。
まぁ政治家にウソが全くないとはいわないが、それも時と場合によるものだ。菅氏が首相を辞任すべき理由は数多あるが、その中でも最も大きな理由は「原発事故発生後の情報公開のあり方」、つまりここで国民にウソを伝え続けたからである。ここでのウソは最悪のもので、その最たるものは「必要な情報は官邸に上がってこなかった」というものである。要は、情報隠蔽しておいてそれを明らかにされていく過程で、ウソでウソを上塗りした(している)のだから。このウソのきっかけは、パニックを引き起こさないようにするための余計な配慮という発露からでもあるだろうが、その結果、多くの被爆者を生んでしまった。どれだけの量の放射性物質漏洩かはまだまだ少なめの見積もりで、現在進行中の汚染水浄化を見ればわかるように「1か月はもつはずの浄化物質が1日もたない」という状況(参考記事「福島原発の汚染水処理、再稼働は20日以降に 東電、停止原因の特定へ19日実験」(日本経済新聞))から自明であろう。この対応の甘さも、やめる理由に加えておつりが出るほどだ。
菅氏は責任を投げ出さない(=権力にしがみ続ける)とするのは、初期対応の失敗について罪の意識というか汚名挽回的な発想がわずかばかりでもあってのことだとしたら、大いなるバ勘違いだ。既に菅氏の責任は許容範囲を超え、居座ることでさらに罪を重ね続けていることに気づくべきだ…いや無理なので党三役が刺し違えてでもやめさせるべきだ。トップの責任の処し方がまるでわかっていない幼稚で無垢で火遊びをするだけのウソつき野郎は、何度でも不信任をたたきつけてやるしかないのだろうか(苦笑)。鹿児島県のどこかの市長だった人と良い勝負だな…。あ、あと静岡県知事ね←こいつもトップとは思えないほどの危機管理の弱さ。
参考記事:「ピックアップ@アジア「放射性物質拡散情報公開はなぜ遅れたのか」(NHK解説委員室ブログ)」
NHK解説委員室ブログを見たけど、「「信頼できるものとして国民にお示しするようなデーターが今回は存在しないわけですのでそれを出すということは基本的に関係者の頭の中にはなかった」」というコメントがあります。これに尽きるでしょう。判断ミスということでしょう。ただ、辞めるのが無責任ともいえるわけだし、他の人がやって仮にうまくいったとすると、議員の不作為の罪が厳しく問われるでしょうね。
投稿情報: 清高 | 2011/07/12 20:36