統一地方選前半戦終了後に「内閣総理大臣と東京電力社長、どちらが先に職を辞すべきか」という記事を書いたが、統一地方選後半戦も終了し、民主党の退潮は鮮明となった。だが、民主党のトップであり、かつ内閣総理大臣であるあのお方は「こういう事態に責任を放棄することは、私にとってあり得ない選択だ。今の私が担っている責任を自ら放棄することは全く考えていない」とまったく空気を読めない厚顔無恥ぶりを発揮し、いつまで居座るつもりだと呆れてしまう。私の感覚では「こういう事態だからこそ、さっさと責任を放棄してほしいし、居座り続けることは社会にとってあり得ない選択だ。自ら放棄することができないのであれば、社会の迷惑を全く考えていない」となる。すべて自分は善だと言い切る人を誰が信用できようか…(詫びはするが自分は悪くない、あるいは他人が悪いとする。あんたトップでしょ?)。
東京電力社長は、原発事故の責任から時期が来れば職を辞すことを表明しているし、東日本大震災直後に混乱を来したみずほ銀行の頭取も引責辞任する意向だ。トップとは、社会的に大きな悪影響を及ぼすようなことをしでかした組織の責任をすべて自身で受け止めるものである。だが、内閣総理大臣は民主党の退潮も知ったことではないし、原発事故も子供が母親に向かって「ちゃんと勉強してるよ」的な無自覚なコメントを発するだけである。国会での答弁、見ていられないし聞いていられない。「本当に勉強してるの?」と聞かれて「ちゃんとやってるよ!」と逆ギレするようなレベルだから(失笑)。
トップはその組織の象徴だ。国はもちろん企業もそうだし、団体の類でもスポーツにおける監督などでも同様だ。その信用・信頼が失われたらどうなるのか。トップの失墜は組織全体の失墜となる。そんなこともわからないトップには、どなたか裸の王様に服を着させてあげて下さい(呆)。
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