今回は、Windows エクスペリエンスインデックスの結果をさりげなく。これまでのベンチマークテストにおいてPower Media Dockをつないでいる状態では、本体ディスプレイとPower Media Dock経由で外付けディスプレイに接続したものとでは結果が異なることを示したが、Windows エクスペリエンスインデックスでは特に差が出なかった。これはWindows エクスペリエンスインデックスを算出する過程からわかるように、実際に画面表示をさせたりしていないので差が出なかったのだと思われる。
まずは、Power Media Dockを接続、つまりRadeon HD 6550Mで実行した結果だ。Windows 7では7.9が最高値であるので、最も低いサブスコアがグラフィックスの6.8というのは、Mobile PCとしてみれば優れているとなるだろう。では、Sandy Bridgeの性能がそのまま垣間見える、Power Media Dockを外した状態で実行してみよう。
プロセッサ、メモリ、そしてプライマリハードディスクの値はもちろん変わらないが、グラフィックスが6.8から5.9に。ゲーム用グラフィックスが6.8から6.2へと落ちている。意外なことに3D性能よりもAero性能の方が下がり具合が大きいが、この理由は現時点では定かでない。というか、推測もできていない(よって、意外にと表記)。
なお、VAIO Z11(Core i7-620M+GeForce GT 330M)では、
こんな感じであり、Radeon HD 6550M有効時と比べれば、上限値のプライマリハードディスクが同じであるほかすべてがVAIO Z21が上回っているのはもちろんだが、統合GPUでの比較においてはあまり差が生じていないことに驚かされる。もちろん、Mobileの世界に限ったことではあるが、一昔前の外付けGPU並の性能を誇るSandy Bridgeのすごさがわかるのである。
といったところで、今回はここまで。
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