[お詫び]5月24~25日早朝にかけて一時的に接続できない状況が発生していました。
USB 3.0がリリースされて久しいが、なかなかスピードを実感する機会を得ないままの状況が続いていた。なので、高速インタフェースには高速デバイスだろうという安易な発想で、USB 3.0接続対応の「Freecom mSSD 256GB」を購入。VAIO Duo 13 red editionのUSB 3.0ポートに接続して、どのくらいのパフォーマンスを発揮するのか、単なる自己満足で試してみた。
パッケージを見ると「256GB/Go」とあるので、起動ドライブにできるような印象を持つが、試してみなければ何ともいえないので、とりあえず気にしておくだけ。
外箱を開けると、一見ライターのように鎮座するのが「Freecom mSSD 256GB」。この下に専用USBケーブルが収納されている。
専用USBケーブルを接続する、その左に見えるのはリセットホール(ボタン)ではなく、アクセスランプである。やっぱりこれがないと外付けデバイスは不安だ。で、「Freecom mSSD 256GB」は、縦(長い方)80mm、横(短い方)35mm、厚さ9mmと小さく、また29gと大変軽い(外装はアルミニウムなので、だてに原子番号13ではないことを実感)。ただし、実際には専用USBケーブルを使用しての接続となることから、ケーブルの重さが加わるのが「正しい」重量となるが、50gを超えることはない。
単体だとかっこいいが、専用USBケーブルを接続すると「なんだかなぁ…」という印象に早変わりだが、まぁ気にしない。
外付けドライブの認識のさせ方は、20年以上前のDOS/Windows時代の複雑な手順(CONFIG.SYSにデバイスドライバを記述して動かすまでの間にコンベンショナルメモリの空きを確認したり、ドライバのインストール順を気にしたり、仮想86モードの前のリアルモード動作時に必要な手順を求められたり…。何度もトライアンドエラーを繰り返したものだった←それでも動けばましなのだが)から幾星霜。「Freecom mSSD 256GB」に専用USBケーブルを接続し、それをPC(VAIO Duo 13 red edition)のUSBポートに接続するだけ。偉大なり、Plug and Playである。
容量は額面どおり、約256GB(1000=10の累乗)。コンピュータ世界で通用する1024の世界(2の累乗)では、約238GBとなっている。ファイルフォーマット(システム)がFAT32となっているのは、汎用性を持たせるためだと思うが、238GBの総容量を考えれば適切なフォーマットとは言いがたい。なお、使用領域で257MBも占有されているのは、PC(Windows)及びMac向けのユーティリティソフトウェアやPDFマニュアルが入っているためで、不要なものは削除しても支障はない。
「TOSHIBA THNSNH256GMC SCSI Disk Device」と見えるので、おそらく中身は東芝だろう。
CrystalDiskInfo 6.1.12 Shizuku Edition で諸元を確認すると、接続して数分経たずしてもう43℃というのは驚いた。VAIO Duo 13 red editionの内蔵SSDが32℃となっているので、外装がアルミニウムとはいえ、小さいパッケージの中で放熱に苦慮している様子がうかがい知れる。
続いては、CrystalDiskMark 3.0.3 Shizuku Edition x64 でデフォルトベンチマークを行ってみた結果。SSDは速いという認識はもちろんだが、肝心なところはUSB接続の外付けデバイスであるということ。まさに隔世の感がある、といったスピードだ。これだけのパフォーマンスが外付けデバイスで得られるのであれば、内蔵HDDの出番が限られてくるのも頷けよう。
こちらが、VAIO Duo 13本体内蔵のSSDの結果。比較すると、なかなか頑張っている結果…というか、本当にUSB接続の外付けデバイスなのか、といえるだろう。おそるべし、USB 3.0。
なお、CrystalDiskMark 3.0.3 Shizuku Edition x64でデフォルトベンチマークを実行した後、もう一度、CrystalDiskInfo 6.1.12 Shizuku Editionで確認したところ、総読込量、総書込量が0GBから、それぞれ32GB、26GBに変化した。256GBに対して26GBの書き込み量というのは、やはりベンチマークテストはSSDに厳しいことがわかる。また、温度も49℃と跳ね上がっており、実際手で触ってみたが、かなり熱くなっていた。ただし、アクセスが一定時間ないとSleepモードに移行するようで、しばらく放置しておけばアルミニウムらしいひんやりとした手触り感になる。
以上、簡単に「Freecom mSSD 256GB」と、USB 3.0の威力を確認してみた。結論は言うまでもない。確実に時代は変わりつつある、ということだ。ますます、企業等は簡単にデータを抜き去られないように気をつけなければならないであるとか、技術の進歩に様々なものが追いついていくことができるのか、と年寄り臭く心配(苦笑)しつつ、今回はここまで。
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