さて、当blog本年最後の記事(予定)は、2010年を振り返るネタとして、私的にVAIO Zについて振り返っていきたい。私の現在のメインノートPCは過去記事などから明らかなように、今年3月6日に到着してから使い続けているSONYのVAIO Z、型番的には「VPCZ1」である。おさらいがてらスペックを掲げておくと、
- マイクロプロセッサ = Intel Core i7-620M(2.66GHz)
- メインメモリ = DDR3 SDRAM(PC8500) 8GB
- ビデオサブシステム1 = nVIDIA GeForce GT330M
- ビデオサブシステム2 = Intel Graphics Media Accelerator HD(プロセッサ上)
- 液晶ディスプレイ = 1920 × 1080
- ストレージデバイス = SSD 128MB × 4(RAID 0)
- 光学ドライブ = Blu-ray Drive
ということで、コードネームArrandaleを搭載したPCのうち今でも最高峰で有り続ける本機(総体として)だが、スペック云々ではないことはここ数年の傾向から自明であり、実際の使い勝手云々は別の話である。とはいえ、当blogの過去記事を確認してみると、購入月の3月に記事が多いのは当然として、その後は5月に入って、「新VAIO Zを使っていての不満(VPCZ1 Quad SSDモデルの場合)」という記事、そして6月に入っては関連記事は3本あるが、内容的にVAIO Zを使っていて云々ではなく、後はWiMaxを導入しました的なものばかり。要は、導入して以降はほとんどVAIO Zそのものにふれて来なかったことがわかる。こういう場合、大きく分けて次の二つのパターンとなるだろう。
- 使わなくなった。
- 特に不満を持たなくなった。
私の場合はもちろん後者で、ほぼ毎日のようにVAIO Zを公私共に活用しており、使っていて不満はないのである。ただ、それだけではこの使用している9か月を振り返ることにならないので、他PCを使っているときと比べてここが優れている(不満がない)ということを列挙しよう。そう考えていくと、私にとって本機の素晴らしい(不満と感じない)点は、以下のとおりとなる。
- 液晶ディスプレイの解像度が1920×1080であること。
- SSD(RAID 0)があまりに高速なこと。
- スリープモードへの移行・復帰が早いこと。加えてHDDの存在を気にしなくて良いこと。
- 英語キーボードであること(日本語キーボードでないこと)。
- 無線LAN、WiMAXなど、Mobileツールとして無線対応が充実していること。
- 持ち運びが苦にならないこと。
- 64-bit Windows 7がほぼ問題なく動作すること。
後半の方は、やや無理矢理感が強くなってしまっているが、最初の3つは常時痛感していることになる。特に、やむを得ず社のPCを使う際には、本当の意味で痛いほど感じている(笑)。では、以上のものを満たしさえしていればVAIO Zでなくてもいいのか、といえば単純にそうはならない。SONYのPC、というよりはVAIOノートを505から使い始めているので、SONY慣れの問題もある。かつて、ToshibaのMobile PCを愛用していた者としてはToshibaにこのような製品を求めたいのだが、方向性が違うようで、記念モデルにLibrettoの変形版が出てくるあたり、しばらくはSONYに期待するしかないと思っている。
さて、来年は待ち焦がれていると言っても過言でないSandy Bridgeが登場するが、そもそもMobile PC向けにフォーカスされているにもかかわらず、デスクトップ向けの位置づけもされているため、どのような形で出てくるのか興味深い。また、これほどまでに不満が出てこない現在のVAIO Zに対して、どのような物欲を刺激してくれるのか、SONYのVAIO開発陣にも期待している。そんな来年のことを考えつつ、今年一年ありがとうございました。また、来年もよろしくお願い申し上げますと述べつつ、今回はここまで。
最近のコメント