さて、久しぶりに総括編。今回はソフトウェア編ということで、話を進めていく。
SONYが公式に示す、私のVAIO type Z(VGN-Z90US)カスタマイズモデルに含まれているソフトウェアは全部で43種類となっている。このうち、
Windows Vista(Ultimate)に標準添付されているもの(9種類)
- Windows Media Center
- Windows Media Player
- Windows ムービーメーカー
- Windows DVDメーカー
- Windows フォトギャラリー
- Windows メール
- Windows Internet Explorer 7
- Windows 転送ツール
- バックアップと復元センター
インターネットに接続する等して入手できるフリーソフトウェアあるいはそれに類するもの(7種類)
- Picasa
- branco player
- Skype
- NAVITIME 乗換案内ガジェット
- Adobe Reader
- ebi.BookReader
- 「ホットスポット」自動ログインツール
オンラインヘルプあるいはいわゆる電子マニュアルに類するもの(3種類)
- VAIO ナビ
- VAIO 電子マニュアル
- できる Windows Vista for VAIO
ウィルスチェッカに類するもので期間限定のもの(2種類)
- マカフィー・PCセキュリティセンター(90日期間限定版)
- Spy Sweeper(90日期間限定版)
VAIO type Zを活用するためのユーティリティ群(11種類)
- VAIOの設定
- バッテリいたわり充電モード
- VAIO Smart Network(ネットワーク接続の設定を管理)
- VAIO 省電力設定(より拡張された電源管理)
- VAIO プレゼンテーションサポート
- VAIO ハードウェア診断ツール
- VAIO Update
- VAIO リカバリセンター
- VAIO データレスキューツール(OSが起動しなくなった際、データを待避)
- VAIO データ消去ツール(廃棄時にHDD内のデータを安全に消去)
- VAIO ハードディスクプロテクション(衝撃からHDDのデータを保護)
と、ここまでで全43種類のうち32種類となり、残りの11種類がVAIO type Z専用アプリケーションソフトウェアとなる。
- WinDVD for VAIO
- VAIO Movie Story
- VAIO Content Exporter
- Click to Disc
- Click to Disc Editor
- Roxio Easy Media Creator
- SonicStage CP
- SonicStage Mastering Studio
- VAIO MusicBox
- Picture Motion Browser
- VAIO Media plus
ざっと眺めて見てわかるように、DVDプレイヤー、デジタルビデオ編集関連、メディアサーバがらみ、とわけられるが、主立った役割と私にとっての使い道を簡単にふれてみる。
WinDVD for VAIO
いわゆるDVD-Videoプレイヤー。Blu-rayモデルであれば、これがBlu-rayプレイヤーに格上げされるが、私のVAIO type ZはBlu-rayドライブではないので、いわゆるDVD関連のみ再生可能である。実は、一度もDVD-Videoを再生していないのだが、この11種類の中では最も活躍するであろうアプリケーションソフトウェアになるだろう。
VAIO Movie Story
簡単ムービー作成ソフトという位置づけ。ビデオ編集を行うユーザにとってはありがたいものであるが、私はVAIO type Zでやるつもりはないので、無用の長物である。残念(苦笑)。
Click to Disc , Click to Disc Editor
VAIO Movie Story等を使って作成したビデオやデジタルカメラで撮影した写真などから、光学メディアにコピーしDVD-R等を作成してくれるというソフトウェア。意外に馬鹿にできない使い心地で、高度なことはできないが、手間いらずでディスクを作ってくれるのはありがたい。だが、使う機会はほとんどない(苦々笑)。
SonicStage Mastering Studio
アナログ音源を高音質でデジタル録画できるソフトウェア。まさにSONYならでは、なのだが、レコードやカセットテープ自体が手元にないので使う機会がない。プロ仕様のエフェクタと言われても、私には豚に真珠でしかない(更苦笑)。
VAIO MusicBox
SONY独自の12音解析技術を利用し、自動的に音楽ファイルをジャンルごとに分類。チャンネルを選ぶだけで気分や雰囲気等に合わせた音楽を楽しめるとのこと。またしても、豚に真珠である(更苦々笑)。
Picture Motion Browser
ハンディカムやサイバーショットなどで撮影した素材を管理するソフトウェア。メディアサーバ的にVAIO type Zを使うのであれば役立つのだろうが…(惜)。
VAIO Media plus
ホームネットワーク上の写真、音楽等のいわゆるマルチメディアコンテンツを手軽に探し出し視聴するというソフトウェア。メディアサーバとして使う気がないので、これも無用の長物だ(惜悲)。
こうしてみると43種類のうち、ユーティリティの類のみしか使いそうにないことに気付くが、現時点ではアンインストールは行っていない(例外はセキュリティソフトの期間限定版)。いずれ使うかもしれない、とは思っていないが、削除することによる副作用があった場合、それが不具合として影響が出るものなのかそうでないのかを知るには、アンインストール前の状態でそれなりの期間使っていなければわからないからである。ただ、それでも完全にわかりはしないが、いきなり削除(アンインストール)してしまうよりはいいだろうと考えている。
これにFeliCa、ワイヤレスWAN、指紋認証、Webカメラ等を載せると、さらにソフトウェアの数は増えるが、やたらとお試し版ソフトウェアが数十もセットアップされているPCに比べれば、まったく問題ないレベルにまで余計なソフトウェアは減っている。インターネットプロバイダ契約関連もさすがにSo-netのものは入っていたが、山のようにあったのは今は昔。やたらとたちの悪いインストーラが目立っていたのも懐かしい思い出である(苦笑)。とはいえ、最近の廉価版PCをさわってもいないので、すべてがそうだとは限らないが、ことVAIO type Zに限って言えば、ようやくまともな領域に近づきつつあると思う。しかし、先にふれたように無用の長物や豚に真珠のものが多いのだが…。
ユーティリティの類の中で、私が便利に思っているのは、「VAIOの設定」及び関連して「VAIOの設定状態表示」である。これは大きく分けて「セキュリティ・制限設定」「デバイス使用設定」「電源・動作設定」の3つにわけられており、現在VAIO type Zがどのような設定で動作しているのかを一覧して見ることができる。そして、見るだけでなく設定もここから行うことができるという優れものだ。
設定なんかそうそう変えるものではない、と私も思っていたが、VAIO type Zを使うようになって考え方が変わってきた。それは、SPEED・STAMINA切り替えスイッチによる、動的なプロファイルの切り替えが短時間に行えることになったことが大きい。また、スタミナモードで通常はOFFにしてある光学ドライブを少しの間だけONにするような場合など、どこをどうすれば切り替えできたっけ?と考えることなく、この手の設定変更をすべて「VAIOの設定」及び「VAIOの設定状態表示」からアプローチできるのはありがたい。
と、このあたりで、その7につづく。
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