既に六本木のイヴェントなどでさわったことはあるのだが(通りがかりに)、やはり自らの所有物となれば話は違う。公式発売日の今日17日、ついに待ちに待ったPlayStation Vita(以下、PS VITA)がやってきた。
いつものことだが、新しいハードウェアをさわるのは楽しいものである。携帯ゲーム機としては、今年春に購入したNintendo 3DS以来、であるが、今年はこれを皮切りにVAIO Z(Xモドキ)と私的に「外れハード」が続いたが、今年最後くらいは気持ちよく終わりたいものである。そんなやや過大な期待を込めつつ、パッケージを開け本体確認。
本体確認前に、屏風折り仕立ての「はじめて使う」的マニュアル。馬鹿にするなかれ、ここには重要なことが書かれている。本体同梱でないのだが、ほとんど必須扱いと言うべきPlayStation Vita専用カードの話に加え、私的には電源ONの際、最初は電源ボタンを5秒押し続けるという重要なポイントがさりげなく書かれている点が見逃せなかった(苦笑)。
そして本体を確認してみると、六本木でさわったときよりも重量感を感ずる。やはり、外の落ち着かない場所よりも自宅で確認した方が「正確に感ずる」というところか。それはともかく、持った感じは初代PSPくらいの重さだと感じた。せっかくなので、比較に短寿命で終わったPSP Goと比べてみた。大きく重いが、それでもNintendo 3DSよりはそこまでずんぐりむっくりに感じないのは、デザインの違いからか…。
と、いきなり閑話休題。私は、幸いにしてSONYストアのPS VITA予約争奪戦に早々と勝利することができたこともあって、二の矢としてamazonにも予約を申し込んであり、二頭態勢として準備を整えていた。なので、発売日当日に来るだろうと甘く考えていたが、やはり甘かったようでamazonは未だに「出荷準備中」のまま(ってこれをアップする前に確認したらようやく「大阪府堺」から出発した模様。こりゃ明日だな…)。SONYストア分は、きちんと当日に到着したので、結果オーライではあるが周辺機器類は割高なSONYストアでなく、amazonであったのでメモリカードは無し。PlayStation Store経由での楽しみも、専用ソフトウェアもプレイすることができないでいるのだ(苦笑)。
てなわけで、今行えることは本体「だけ」でできることに限られる。メモリカードさえあればまだ何とかなるのだが、そもそも初回限定パッケージくらいにはPSP同様にメモリカードを同梱していてもいいだろうと強く思うが、販売価格を少しでも下げようという涙ぐましい努力をしている(ライバルらしいNintendo 3DSは今や15,000円と原価割れ状態)ので、そうなってしまうのも致し方ない。
そうそう。スペックのおさらいをここで確認しておこう(なお、これはまだ到着していない3G版の方で、先にご紹介したのはWiFi版。念のため一つずつ購入したのだ)。
- 型番 …… PCH-1100 AA01(初回限定版の場合)
- CPU …… ARM® Cortex-A9 core(4 core)
- GPU …… SGX543MP4+
- メインメモリ …… 512MB
- ビデオメモリ …… 128MB
- 幅×高さ×奥行き …… 約182.0 x 18.6 x 83.5mm(最大突起部除く)
- 質量 …… 約279g
- ディスプレイ …… 5-inch (16:9), 960 x 544ドット, 有機EL
- 内蔵リチウムイオン充電池 …… DC3.7V, 2210mAh
よくよく考えてみれば、PC含めMobile系では初めての4コアプロセッサ体験となる。VAIO Zには4コアプロセッサを期待していたのだが、あらぬ方向(X方面への邪進化)へ行ってしまったので、よもやのゲーム機において初のQuadコア初体験。ううむ…。
で、プロセッサ以上によくこの解像度にしてくれた、と思うのがディスプレイ。有機EL採用というのもうれしいが、それ以上にPSPとの互換性を考慮に入れるのなら「960 x 544 ドット」はベストアンサーだろう。正方拡大におけるドットバイドットを実現した解像度は、下手にハイビジョンを意識したメジャー解像度採用では実現し得ないので、「これはゲーム専用機で、かつPSP後継だ」という主張を感ずることができる。まだ、PSPゲームのプレイはメモリカード未入手に確認(実現)できていないが、これについてはメモリカード入手後に感想を述べていく予定である。
そういえば、いつの間にやら初回限定版に加えて単に限定版と名乗る製品が登場していたので、違いを確認してみた。公式スペックから比較をしてみると、違いは以下の通り。
- 「通信利用可能時間:103時間/通信ご利用期間:180日間のプリペイドデータプラン 100h(4,980円(税込))」と「通信利用可能時間:20時間/通信ご利用期間:30日間のプリペイドデータプラン 20h(980円(税込))」
- 「型番 PCH-1100 AA01」と「型番 PCH-1100 AB01」
- 「発売日 2011年12月17日(土)」と「発売日 ※初回限定版の出荷が完了次第、限定版の出荷を開始致します。」
- 「SIMカードx1(本体挿入済み)(プリペイドデータプラン 100h付き)」と「SIMカードx1(本体挿入済み)(プリペイドデータプラン 20h付き)」
どうやら初回限定版では「通信利用可能時間:103時間/通信ご利用期間:180日間のプリペイドデータプラン 100h」であったものが限定版では「通信利用可能時間:20時間/通信ご利用期間:30日間のプリペイドデータプラン 20h」の違いのみで、3Gを利用しないのであれば(利用しないユーザがこの限定版等に手を出すとは考えにくいが、様々な理由でないわけではないだろう)、ハードウェアレベルで何一つ変わらないようだ。
以上、お茶を濁すような話ばかりとなってしまったが、それもこれもamazonにメモリカードや各種ゲームソフトウェアを一切委ねてしまっており、本体だけではできることが限られてしまったことによる。クリスマス時期とも重なって、物量が集中してしまうのは仕方がないが、予約製品に対してプライム会員と一般会員との差がほとんど変わらないのは、本件に限らず納得がいかないものである(下手に予約するくらいなら、当日にお急ぎ便で注文した方が早く着く。人気商品ではそうはいかないが)。てな感じで、本体のみでできることが限られていると愚痴りつつ、今回はここまで。
次回は、amazonから3G版やメモリカードが到着してから…かな。
2011年12月18日 朝 追記
う~む…? これって何が起こっているの状態。堺から船橋? こんなことやっているようじゃ今日到着も怪しいか? まったくこれじゃ当日お急ぎ便にしてしまいたいくらいだな(呆)。
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