かつて、タブレットPCのあまりの使い勝手の悪さ(そのほとんどがパフォーマンスに起因しつつも、マウス+キーボードのインタフェースを下手に残したことも大きな要因)に辟易し、Palmのようなペン端末も使ってみたが、これもPCの使い勝手の良さ(結局はこれもパフォーマンス勝負の話)を再認識するだけであって、はるか昔のプログラム電卓(カシオやシャープから出てたやつ)から連綿と続く様々なもの(ガジェット)に手を出しては痛い目に遭い続けてきた。さすがにこんなことを30年近く続けていれば、もういい加減に学習効果が表れてもいいはずなのだが、またしても同じ(ような)ことを繰り返してしまった。
というわけで、NTT docomo Optimus Pad L-06Cを購入してしまったのだ。ご存じの方はご存じのように、心臓部はnVIDIAのTegra 2を搭載し、8.9インチの液晶パネルは1280×768といわゆるWXGA、OSはAndroid 3.0(カーネルレベルでは2.6というべきかな)を搭載した、言ってみればGoogleタブレット端末、である。大きさ的には、
比較対象を短命に終わった在庫処分状態のPSP Goというマイナーなものでご容赦だが、身長2メートルをはるかに超えるゲルマン系の人であれば、まさにPSPレベルで操作できるくらいの印象で、16:9というサイズであることも持ちやすさにプラスに働いている。もちろん、手の大きいゲルマン系とはほど遠い日本人で手の小さい私の場合はそんな風に扱うことはできないが、Apple iPadのような4:3比率よりは好印象であるのは確かである。
それにしても──。マイコンの頃にApple ][ に憧れていたくせに結局手を出さず(というかコンパチ機も買えなかった。子供のお小遣いでは無理)、PCの頃もMacintoshやMacintosh IIにあれほど恋い焦がれていたのに自身では買わず(会社の備品としては購入したこと有り。無論、使ったこともある)、最近ではiPadやiPhoneにも「いいなぁ~」的な視線を送っていたのに、こうして手を出したのはApple社のものではなく、海のものとも山のものともつかぬAndroidタブレット…。Apple嫌いとかアンチAppleのつもりはないんだけどなぁと自問自答しつつ、今回はここまで。
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