例のCELL REGZA。昨日、店頭で確認したが、う~ん…正直店頭で確認するのは無理があるな(自宅とは環境が違いすぎるので)という印象。もっとも買ってみればよくわかるのだろうが、おいそれとPlayStation 3のようにほいほい買えるものではない。そんなわけで、本当にCELL REGZAが必要なのかどうか。ちょっと考えてみた。
メーカのウリは「圧倒的な高画質・高音質」「圧倒的な録画」「圧倒的なネットワーク」とある。このうち、私が欲するものは「圧倒的な高画質・高音質」だ。店頭とはいえ、音がいいのは素人の私でもよくわかるほどなので、目利きならぬ耳利きの方であれば、テレビの音とは思えないのではないだろうか。しかし、「圧倒的な録画」「圧倒的なネットワーク」の二つはいらない。
「圧倒的な録画」についていえば、録画をするだけの価値がある番組が残念ながら地デジ8チャンネルではほとんどない。常に録画し続けるのがもったいないというか、そんなことをする必要が感じられないのだ。よって、マルチチャンネルもいらない。この流れから番組検索機能もいらないので、「圧倒的な録画」はもちろん、テレビ自体に録画機能などいらない。テレビと録画機能の進化速度を考えれば、どちらがお荷物になるかはいうまでもないだろう。
そして「圧倒的なネットワーク」。確かに、テレビが高速ネットワークにつながるメリットはある。いわゆるインターネットでなくとも、テレビ放送そのものが一種の片方向(あるいは双方向)ネットワーク接続ともいえるので、それがインターネットへも対応するということ自体には意義がある。しかし、PC上でできることをわざわざテレビでやりたいとは思わない。PCに接続するという使い方なら大いに使い道はあるが、そうするのならテレビに「圧倒的なネットワーク」など不用となろう。
というわけで、CELL REGZAは大変魅力的なのだが、「私にとっては」余計な機能が多く、それが価格を引き上げているように見えてしまう。単純な話ではないのはわかっているが、私がCELL REGZAに手を出すのは、「圧倒的な録画」と「圧倒的なネットワーク」の二つが外れて「圧倒的な高画質・高音質」をさらに追求した次、あるいは次の次のCELL REGZAなら買うだろう。といったところで、今回はここまで。
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