というわけで、ATOK 2011を発売日に当たる当日(10日)から導入した。ATOK 2009は発売日に、ATOK 2010は発売日の翌日に導入したが、ATOK 2011は再び発売日当日に戻ったわけである。三年連続でバージョンアップを発売日近辺に行ったのはおそらく初めてのことで、ジャストシステムを応援するためにATOK税を納めているようなものだ(笑)。
(参考記事「ATOK 2009 導入」及び「ATOK 2010 導入」)
で、三年連続でバージョンアップに付き合ってきたので、おなじみの日本語変換チェックを行ってみよう(ちなみに前バージョンから辞書は引き継いでいない状態)。
- 現世界記録保持者(げんせかいきろくほじしゃ)
- 第三庁舎に向かった(だいさんちょうしゃにむかった)
- 各事業体の四半期報告(かくじぎょうたいのしはんきほうこく)
- 空港から車で二時間(くうこうからくるまでにじかん)
さすがに、ATOK 2009時代に自慢していた変換例はできて当然と言ったところか。それではATOK 2010でできなかった変換例を試してみよう。
- 全日本記録保持者(ぜんにほんきろくほじしゃ)
- 第十に庁舎へ出発した(だいじゅうにちょうしゃへしゅっぱつした)
- 書く分社毎の四半期決算(かくぶんしゃごとのしはんきけっさん)
- 空港から来るまで三時間(くうこうからくるまでさんじかん)
ATOK 2010とほぼ同じ結果となった(笑)。なお、ATOK 2011はジャストシステムによれば、次の通りだ。
- あなたの入力の特徴を読み取る!スマートな変換
- 変換辞書の語彙・用例を拡充
- あなたのミスを見抜いて、入力をサポート。苦手な敬語も正しい使い方を提示!
- あなたが必要な、新しいことばをどんどんチャージ! 使えば使うほどますます使えるフレーズが増えていく、文書学習ツール「おまかせキーワードチャージャー」
- 複数台のパソコンで同じ環境のATOKを利用できる! 「ATOK Sync アドバンス」登場!
- 複雑な操作は不要! 変換候補が選びやすくなった
- 約26万語収録した現代語に強い『大辞林』を新搭載! ATOKを使いこなすなら、辞書・辞典とツールがつまった[プレミアム]がおすすめ!
以上のように、特に変換精度が上がったとかのアピールはないので、ATOK 2010と大差はなく、誤入力したものを適正なものに置き換えてくれるというお世話機能が充実(汗)。いよいよATOKが末期症状を迎えつつあるような気がしつつ、今回はここまで。
最近の漢字ソフトには小さな窓が表示されて、漢字の簡単な説明が記載されていますが、漢字とくに四文字熟語などはその歴史的背景や、原漢字の真の意味を知らずして安易に文章を作成していると、とんでもない間違いや誤解が生ずる恐れがあり、学力低下を招きかねませんので、出来れば原典を読んでその都度漢和辞典を引くことが好ましいと思います。もっとも中学時代に5年間みっちり漢文の勉強をさせられた時のようには行かないかも知れませんが、あくまでも個人的な意見ですがどこかで歯止めを掛けなければならないと思います。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/02/11 00:51