Microsoft社(日本マイクロソフトではない)は、現地時間9日(日本時間10日)にWindows 7 Service Pack 1(以下、Windows 7 SP1)及びWindows Server 2008 R2 Service Pack 1(以下、Windows Server 2008 R2 SP1)が完成したことを明らかにした(一般向けリリースは2月22日とのこと。日本マイクロソフトからは日本時間23日とリリース)。Windows 7は、リリースされてから約1年4か月でのSP1提供となり、主にBugフィックスとセキュリティアップデートが中心となる(これまでのWindows Updateで提供された修正プログラム等の反映)が、Windows Server 2008 R2 SP1でも提供されている「RemoteFX」や「Dynamic Memory」が追加された点がエポックとなるだろう。
Windows 7(内部バージョン6.1)は、前バージョンWindows Vista(内部バージョン6.0)と比べれば前評判も上々で、リリースされてからも順調にシェアを伸ばし続けているが、まだまだ企業レベルにおいてはWindows XPのシェアがそれなりに残っており、SP1登場によって普及に拍車がかかると見込まれる。だが、iPadをはじめとする新興勢力の台頭もあって、いわゆる「PCでないもの」のシェアも拡大しており、PCの将来像も含め、なかなか新たなヴィジョンを打ち出せていないようにも見える。
とはいえ、PC使いにとってはSP1のリリースによって多大なアップデートの手間を抑止できる効果は高く、新たな仮想化機構も追加されたことで、ここ1~2年ほどは主役で有り続けるだろう。ただ、その後は何とも言えないが…。
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