噂のApple社のiPadが発表された。これを最初に知ったのは、朝のTVニュースを見ていたとき。どこの局とはいちいち断らないが、だいたいこういったリードタイトルで始まっているに違いない(NHK BSはそうだった)。
「タブレットPC発表!」
噂によれば、iPadはiPhoneの巨大型ということだったので、まさかMac互換(本家で互換というのもヘンだが完全に同じではないという意味合い)で出てきたのか!と慌ててApple社のプレスリリースを探して見てみたり、他PC関連ニュースを眺めてみたところ、やはりiPhone互換ではあるが、Macとは接続ができるだけでまったくソフトウェアレベルでの互換性などなかった。
MacをPCと呼ぶのは、一般的には仕方のないこと(MacファンからすればIntel CPUを使っているからといってPC呼ばわりされたくないだろうが)だが、iPhoneをPCとは呼ばないだろう。だが、iPhoneと互換性のあるiPadはPCと呼ばれてしまう。これはいったいどういうことだろうか。
そう、中身ではなく見かけで判断しているのである。とはいいつつも、三段論法的(笑)には、
「iPhoneとiPadはソフトウェア互換性がある」→「iPadはPCである」→「故にiPhoneもPCである」
というのが一般の受け止め方なのだろう。裏を返せば、スマートフォンは小型PCなのだ、と。
だが、実際に使っている人から見れば「使い勝手」は大きく異なる。PCはいずれスマートフォンに置き換えられるなどと、普段ビジネスでPCを使ってなさそうな輩が言っているのを見聞するが、かれこれ私の知る限り、20年は繰り返し言われ続けていることを忘れてはならない。そんなことを思い出したiPadの発表を紹介するニュースを見た朝だった。
で、最後に。iPad搭載のマイクロプロセッサはARMか、やはり?
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