Windows 8の後継となるWindows 8.1(コードネーム Windows Blue)のプレビュー版がMicrosoft社により公開された。「さっそく体験してみよう」とある「Windows 8.1 Previewへようこそ」ページからダウンロード可能であるが、Windows 8を避け続けている私にとって、いよいよ年貢の納め時かと思うようになってきた。
だが、「さっそく体験してみよう」というページを見る限りにおいて、Windows 8で毛嫌いしている部分にさらに磨きがかかっているような印象しか受けない(苦笑)。
「検索ひとつで広がる世界」
いや、広がらなくていいんだけど…。Bingだよね、これって。かつてのWindows 95にInternet Explorerの統合を目指した悪夢再来って感じで、技術の進歩によって様々なところに無理はなくなってきてはいる。所詮、検索って適切な検索ワード(並びにインデックス)がなければ埋もれてしまうだけで、そこまで検索任せにしようって気が起きない。う~ん、古いね(私が)。
「さらに広がるアプリの魅力」
ごめん。時代は繰り返すんだよね。かれこれ30年以上、PC(マイコン)の世界からかかわっていると、今さらアプリ漁りに夢中になることなんてない。もちろん役立つものや興味深いものはあるが、だからといってそこまでアプリなどに期待はしていない。夢見る歳でもない…といえばそれまでだが、もう幾度となくこういう台詞は聞いているからね。
「自分だけのWindows」
嗚呼、カスタマイズってことね。これも繰り返されるんだよね。自由度が高いとわかりにくいと言われ、交通整理をすると自由がないって言われる。さじ加減が難しいだけでなく、実は束縛を好むのは伝統的Appleユーザーであって、DOSを出自とするWindowsはそうではないという歴史的経緯がある。Apple流儀に従えって言われて、それに従うのが快感ってなるのがApple(iOS、MacOS)。そうでないのがWindowsであるのに、Windows 8ではAppleかぶれのようなことをして失敗したのでカスタマイズの自由度を高めた。多くの最近のユーザーには関係ないことではあるかもしれないが、先進的ユーザーとされる人達の支持なくしてスタートがうまくいくはずがないのだ。
「標準搭載のクラウド ストレージ」
確かに便利だよ。ああ、便利さ。でもね、いくら常時接続になったからといって求める(肝心な)時につながらないのが、今の常時接続(笑)。そして極秘情報なんて、こんなところにあげるバカはいない。ITコンサルの言うことを鵜呑みするお馬鹿さん以外はね。そして、Microsoft社のSkyDrive以外にも類似サーヴィスは多く、これらは相互に関連はない(したらそれはそれでやばいが)。簡単にローカルと同期できるのが便利だが、知らないうちに同期されてしまっても困るわけで、とどのつまりこの手の便利さは不要ってことになる。
「高速な全画面表示のブラウザー」
Windows 8との親和性がようやく増した感が強いが、それだけです、はい。
う~む…。マイナス面ばっかり。だが、私はWindows 8に慣れなければならない状況にあって、そんなことばかりは言っていられない。そんなことを愚痴りつつ、今回はここまで。
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