「ドラゴンクエストX」(バツではなくテン)のPC版(もういちいちWindows版と断らなくていい時代になって久しい)がリリースされるとのことで、そのベータテスト参加条件の一つにベンチマークテストで一定値を出すというものがある。私としては「ドラゴンクエストX」にまったく興味がないのだが、ベンチマークテストそのものには興味があったので、VAIO Z21(詳細スペックは過去記事を参照)で試してみた。
まずは、「標準品質」「1280 x 720」「フルスクリーン」で実行、といいたいところだが、VAIO Z21にはPMD(Power Media Dock)があり、この有無で結果が大きく変わる。この「普通 3336」という結果は、PMDなし、つまりプロセッサ(Sandy Bridge)内蔵のGPUで実行したものである。Sandy Bridgeからはそれなりの性能を叩き出すようになった内蔵GPU(Sandy Bridge以前はチップセット側に内蔵)だが、Ivy BridgeやHaswellのGT3ではさらに高い値となることだろう。
続いて、同じ「標準品質」「1280 x 720」「フルスクリーン」で実行しているが、Sandy Bridge内蔵グラフィックスではなくPMDを接続し、こちらの外付け(VAIO Z21の場合は本当に外付け)GPUで実行した結果である。「快適 6522」という結果は正直意外で、この程度で快適でいいのかと驚いた。なお、ここでのPMD接続はVAIO Z21側のディスプレイに表示させたもので、PMDから直結して外部ディスプレイに接続すればさらに高い値となる。
3つ目は、2つめと同じPMD接続した状態で「標準品質」「1920 x 1080」「フルスクリーン」で行った。変更点はHD(1280 x 720)からFull HD(1920 x 1080)に変えたのみだが、さすがに結果は大きく異なったものとなった。しかし「普通 4376」という結果は、HD解像度のSandy Bridge内蔵GPUの結果よりもよく、外付けGPUの価値はそれなりにあると言えるだろう。ただし、これがHaswellではどうなのかという点が気になるところではあるが…。
実際に実行したのは、計測日時をご覧いただければお気付きのとおり下から順に行ったが、ここに掲載した以外の形でも実行している。もっとも特筆すべきものがなかったので、この3つにとどめたわけだが、北米系のネットワークゲームと違って随分とハードウェアスペックが低いものだと総じて感じた。
といったところで、今回はここまで。
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