すっかり邦訳版が出なくなって久しい「Windows Internals」(邦訳だとかつての経緯から書名が「インサイド Microsoft Windows」となっており、第4版=4th Editionまでしか邦訳されていない)だが、ついに第6版となって「Windows Internals 6th Edition」として登場。すかさず購入した!
え? 手にとってみると、ずいぶん軽くてしかも薄い。表紙を見れば「Part 1」というヤな予感がする文字列が…。そうなのだ。この第6版から、ついに原著も分割されることとなり、このPart 1には全14章のうち最初の1~7章までしか載っていないのだ。
- Chapter 1 Concepts and Tools
- Chapter 2 System Architecture
- Chapter 3 Syetem Mechanisms
- Chapter 4 Management Mechanisms
- Chapter 5 Process, Threads, and Jobs
- Chapter 6 Security
- Chapter 7 Networking
と、ここまでがPart 1の範囲。ってことは私が知りたいメモリ管理とかファイルシステムとか、I/OとかはみぃんなPart 2ってことかい!
それにしてもこうして分冊されるということは、第5版が1200ページ超だったことを踏まえれば、第6版の上記7章だけで既に720ページ超なので、Part 2も同程度はありそう…。合本すると1400~1500ページとなって、確かに分冊を要するのかもしれないが、紙が薄くなっている(例えば「Windows Via C/C++ 5th Edition」あたりと比べると厚さも重さも3分の2程度に減少)ので、増ページでもWindows Internals 5th Edition程度で済むのではないかな~と思う。分冊って、通しで読む本ならいざ知らず、このような本の場合だといまいちなんだよなぁ。
いよいよ、電子書籍の出番かともいいたいが、可搬性や参照のしやすさという点では紙に勝るものではないと、New iPadを使ってみても再認識したほどなので、分冊されたことは大変残念だというほかない。
といいつつ、読み始めながらPart 2の発売を心待ちにしつつ、今回はここまで。
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