以前にも当blogで書いたことがあるが、最近の朝テレビはNHK BS1の「おはよう世界」を鑑賞している。もちろん、朝の準備をしながらの「ながら見」なのだが、ついつい見入ってしまうことも珍しくない。特に興味深く見ているのは、おはよう世界7時台の「世界の扉」コーナーで、キャスターの様々な視点から興味深いテーマを提供しているが、今日(10日)は最近のチュニジア、エジプト情勢の変化からか「通訳が語るアラビア語の世界」と銘打って、アルジャジーラ等の通訳(おはよう世界内でのニュース紹介で現地語を日本語に通訳してくれるありがたい方々)に話を聞くという面白そうな内容。刮目してテレビ前に鎮座し待ち構えたほどである(笑)。
通訳お二方(日本人とエジプト人)の話は、時間がないので詳細を記すことはできないが、アラビア語(対日本語)の通訳になった理由が特に面白かった。高橋キャスターのつっこみあってこその面白さ(話の引き出し方。それなりの打ち合わせはしているだろうが、それだけでないものも感じた)なのだが…。また、アルジャジーラの報道姿勢についての話も。客観姿勢からアラブ市民寄りの姿勢になっているのも頷けた。
以前にもロシアRTRの同時通訳者に話を聞くコーナーが設けられ、それもなかなかに興味深い内容だったが、今回もそれに勝るとも劣らない内容で大変よかった。そんなことを出勤前に思いつつ、今回はここまで。
通訳や翻訳の仕事は、技術関係であれば世界共通であるので解釈の相違の問題はあまりありませんが、昨今の総理の「許し難き暴挙」とか、鈴木貫太郎総理のポツダム宣言に対する「黙殺」と言う言葉は、相手に恣意的な解釈をさせるチャンスを与えるので本当に難しいです。同時通訳となると推敲や熟慮の時間がありませんので芯が疲れる仕事ですね。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/02/10 10:19