愛煙家には、たばこ税の値上がりやら喫煙場所の制限やらで肩身の狭い時代となって久しいが、特に公共施設内での制限には厳しいと感ずる向きも多いだろう。私自身は、若い頃はカッコつけで吸ってはいたが、今では社内で禁煙と言うこともあってまったく吸うことはなくなった。なので、誰かが周りで吸っていても迷惑だとは感じないものの、全く気にならないわけではないと何とも微妙な感覚である。
で、先日、仕事で東京都大田区にある、というか大田区役所に出かけた際、なかなか興味深い事象に遭遇した。大田区役所に限らず、最近は市庁舎などに喫茶店等が入っていることが多いが、ここもご多分に漏れず、喫茶店と食堂(レストランらしいが端から見る限り食堂というイメージ)がテナントとして入っている。喫茶店の方は「福祉の店」?ということで、大田区役所と癒着とまでは言わないが密接な関係を持つと見られる団体が運営しているのだが、驚いたことにここの喫茶店は「喫煙可」(つまり禁煙ではない)なのである。
公共施設内、しかも区役所庁舎という大変公共性の高い建物に入っているテナントが、禁煙でなく喫煙可というのがびっくりだが、どうやらその理由も「売り上げが少ないため」ということのようで(この話については、部下から聞いたもので跨聞き)、これを認めた経緯を知りたいところである(単に断らずに勝手に喫茶店の判断で行っている可能性もあるが)。
そんなわけで、いくら背に腹は代えられないとしても、これはないだろ~(東京都大田区蒲田という地域性?)と思いつつ、今回はここまで。
2月9日午後追記
信用できるスジによるタレコミによると、本日(9日)付けの張り紙で、2月14日より喫煙を禁煙に変えるとのこと。あと一日書くのが遅れたら、危なかったかも(苦笑)。
何を隠そう、私自身も中学生の頃から隠れて煙草を吸い始め、翻訳を開始してから本数の増加が見られましたが、健康診断の結果肺気腫であるとの指摘を受け、いささか泥縄的な感がないわけではありませんが約3年前から禁煙を実行していますが、今は全く喫煙の欲望はありませんので、どの喫茶店にも気兼ねなく入ることができるようになりました。最近の研究で間接喫煙の方がより危険であると指摘されていますので、最低限度公共施設での禁煙は当然でしょう。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/02/09 09:19