約1か月ほど前に「さらば! 洗足会館 その姿もあとn日間?」という記事を書いたが、現地のお知らせ看板等の情報から12月中旬までには取り壊されるとされており、最後の姿を見に行こうかと思い立って洗足会館まで出かけてみた。が、しかし──
既に時遅し。まさに解体工事まっただ中というタイミングであった。この場所に約80年近く、戦災も凌いだ建物だったが、ついにその歴史に終止符が打たれたのだった。
中の様子をちょっとだけ見てみると、まだすべてが取り壊されたのではなく、かつてバレエ学園の看板がかかっていた方の建物は取り壊されているが、会館入口側の方(写真左側で写っていない)はまだ残っている。とはいえ、仮囲いの中に取り込まれているので、これも数日のうちには取り壊されてしまうことだろう。
ただ、さすがに表札とも言うべき看板は、このような注意書きが見られるように保存し、おそらくは新しい洗足会館(仮称)にも継承されるのだろう。かつての洗足会館を語るものは、これだけとなってしまうのだろう(ちなみに竣功時の写真を採り上げた記事はこちら、「洗足会館、竣功時の写真」)。
といったところで、今回はここまで。
とうとう最期の日がやって来たということで感慨無量です。先日の散策が最後のセンチメンタルジャーニーに成ってしまいましたが、これも時の流れの一幕でしょう。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2010/12/18 22:56