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2010/08/10

コメント

自由が丘駅
1929年の陸地測量部の碑文谷では大井線は大岡山までで、東京横浜電鉄のしいうがおかと駅名が標記されており大井線の一部が九品仏川を渡る手前迄完成しており、東横線とは立体交差しています。大井町線が完成して九品仏駅ができるまでこの駅が九品仏であったことと矛盾します。

柿の木坂
「東京23区の地名の由来」の筆者は、古来の地名と、行政がかってに名付けた町名を混同しています。
柿の木坂は、本来、目黒通りにある坂の名前・・地名としては、坂の両側の、ごく狭い地域をさしています。
昭和40年代のデタラメな町名変更により、目黒駅を背にした左側は柿の木坂から外され、右側が、本来の柿の木坂とは縁も縁もない地帯まで広げられています。
地名の由来を語る以上、ここまで踏み込んで記述するべきだと思います。

住んでいる場所によって、地名に対する感覚が微妙に変わってくる実例です。
中学で出会った上目黒小学校卒の友人の多くが、「祐天寺」を「ユーテンジオテラ」というのです。
考えてみると、彼らは、「祐天寺駅」の踏切を超えて、「祐天寺」にやってくるのです。彼らの感覚では、自分他意の住んでいる地域が「ユーテンジ」であり、「祐天寺」は「ユーテンジにあるお寺」なんですね。

コメントありがとうございます。
この手の本は、安易に作られているものが多く、加えて巨匠(苦笑)とされるような方でも、一発目が当たったので二発目も書いてほしいと書籍編集部員に頼まれ、大した積み上げもないまま書いていることも少なくありません。
私もそうならないように務めてはいますが、そもそも論として東京23区を完全に理解している人などいないと思っています。かつての泉麻人のような方でも。

地名からのハザードリスクを研究している者です。
丁寧かつ的確な解説で、大変参考になりました。

柿の木坂は諸説ありますが、全国の地名では 柿=欠く 土地が崩れて欠ける 
が多いので、個人的には 欠ける木の坂 木が欠けて崩れ落ちるほどの坂 が
語源だと思います。

実際、柿の木坂の住宅地に入ると非常に勾配がキツイ坂が随所にありますので。

このようなマイナス由来の地名は年月を経て異なる由来に上書きされていまして、
柿の木坂もその流れかと思っています。

現在は高級住宅街とされていますので、この説を推したい人は誰もいないと思いますが・・

石川様>

仰る通り、柿の木坂の反対は坂が多いのに平町ですよね。
昭和初期の目黒通りの拡幅により行政の都合で歴史が分断され、出鱈目な地名変更が行われた事が伺われます。

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