今夜(9日)、阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース対横浜ベイスターズは6-5でタイガースが勝利したが、何とヒーローインタビューが珍しいことに代走で出場した二人、大和選手と上本選手となった。私の知る限りという狭い領域だが、代走二人がヒーローというのは初めて見た。
8回裏、5-4でベイスターズが1点リードの展開。先頭打者のブラゼル選手がレフト方向へのツーベースヒットで出塁。ここで代走に大和選手。続く、城島選手は当たりはよかったものの、一塁手の好守備に阻まれファーストゴロに倒れるが、ランナーは三塁へ進塁。ワンアウト3塁となって代打金本選手。期待に応えて…とはならずぼてぼての一塁へのゴロが転がり、一塁手は本塁へ送球。当たりが弱かったという以上に、代走大和選手の好判断でホームイン。5-5の同点。記録上は一塁手の野選(フィルダースチョイス)となり、ワンアウト1塁としてランナーが残り、ここで代走に上本選手。
ベイスターズの真田投手は、上本選手を牽制していくが、その中で果敢に2塁への盗塁を試みる。バッター浅井選手は空振りで、橋本捕手は二塁に送球。しかし、上本選手と交錯して藤田二塁手はグラブにボールを当てて後逸。セカンドベース後方をボールが転々としているが、すぐに誰もカバーに入らないのを見て三塁コーチは腕をぐるぐる回す。上本選手は一気に三塁を回ってホームイン。6-5と逆転。
というわけで、このまま6-5で終わったことでヒーローは二人の代走、同点のホームを踏んだ大和選手、逆転のホームを踏んだ上本選手となったのだ。そんな珍しいものを見て、思わずBlog記事を書いてしまったということで、今回はここまで。
代走といえば広島の今井譲二氏を思い出します。
プロ通算31打席で5安打83得点 打率0.183 62盗塁という驚異的な
記録を残しています。
代走屋が走る乗って、走る前提ででてきているからスリルがあって
おもしろですね。
投稿情報: たかし | 2010/07/10 17:34
たかし様、コメントありがとうございます。
代走屋。最近熱心にプロ野球観戦に高じなくなってしまったので昔話になってしまいますが、今井選手のほかにも同時代の近鉄の藤瀬選手など、今よりも多くあったのかな、と思います。
私は歴史で学んだ口でリアルタイムでは知りませんが、かつて短距離走のオリンピック級陸上選手を代走屋にするということがあったようですね。いくら昔とは言え、強引なことするものだと。足の速さは天賦のモノで、野球の知識は後天的なモノだからできると考えたのか?
そういえば巨人の星でも似たような例として、早見なんて飛雄馬のライバルがいたような(古)。
投稿情報: XWIN II | 2010/07/16 07:37