そんなわけでサッカーワールドカップ日本代表の戦い第二戦が終了。敗れはしたが、0-1というスコア。オランダにほとんど仕事をさせなかったように見えたが、後半始まって点を取られるまでの間、オランダの「本気」にやられた感が強い。その後は、日本にチャンスはあったが、守備的布陣で来られたら決定力不足では勝負はついた。残念だが、世界のトップクラスというのはこういうものだろう。だが、私の予想スコア0-5よりも上出来の0-1。これにより、俄然予選突破のチャンスは増えたと私は考えている。この試合の結果を受け、予選突破の可能性をもう一度考えてみよう。以下、日本を「日」、オランダを「蘭」、デンマークを「丁」、カメルーンを「亀」と省略形で表す。
現在のE組の成績は、以下のとおりである。
現在(日本時間6月19日午後10時30分現在)
蘭 勝点6 2勝0敗 +3
日 勝点3 1勝1敗 0
亀 勝点0 0勝1敗 -1
丁 勝点0 0勝1敗 -2
次はE組の亀×丁が予定されているが、前回予想どおり引き分けとなった場合から考えてみよう。
亀×丁が引き分けだった場合
蘭 勝点6 2勝0敗0分 +3
日 勝点3 1勝1敗0分 0
亀 勝点1 0勝1敗1分 -1
丁 勝点1 0勝1敗1分 -2
ご覧のように勝点3の日は2位のまま。次の丁戦では勝てればいいが引き分けでも蘭×亀の結果で蘭が勝てば予選突破、引き分けの場合は微妙となるが亀×丁が引き分けてくれれば(特に0-0くらいで)、可能性はより高くなる。では、亀×丁が丁が2-0で勝ったらどうなるだろう。
丁2-0亀 の場合
蘭 勝点6 2勝0敗0分 +3(予選突破)
丁 勝点3 1勝1敗0分 0
日 勝点3 1勝1敗0分 0
亀 勝点0 0勝2敗0分 -3
勝点では丁と並ぶが、得点数が丁の方が2点、日が1点なので、丁が2位となる。こうなると、3戦目の日×丁を引き分けに持ち込んでも得点数の少なさから予選突破ができなくなる。なので、丁が勝つにしても1-0で勝ってもらう方がいいわけである。では、逆に亀2-0丁となったらどうだろうか。
亀2-0丁 の場合
蘭 勝点6 2勝0敗0分 +3
亀 勝点3 1勝1敗0分 +1
日 勝点3 1勝1敗0分 0
丁 勝点0 0勝2敗0分 -4
このようになり、やはり日は3位となる。丁が予選突破するには日に勝つだけでなく、亀が蘭に大量得点差で敗れるか、丁が日に大量得点で勝つしかなくなる(得失点差6を埋めなければならない)。かなり絶望的な差となるので日がチャンスかと思う。一方、蘭も予選突破とはなっておらず、例えば亀に2点差をつけられて敗れ、日が丁に2点差をつけて勝った場合、
亀2-0蘭 かつ 日2-0丁 の場合
亀 勝点6 2勝1敗0分 +3(予選突破)
日 勝点6 2勝1敗0分 +2(予選突破)
蘭 勝点6 2勝1敗0分 +1
丁 勝点0 0勝3敗0分 -6
となってしまい、蘭が予選突破できなくなる。こうならないよう、蘭は第三戦の亀との戦いに手を抜くことができなくなり、蘭の3戦全勝の可能性が高くなる。なので、蘭が亀に勝利をおさめたとすると亀は勝点3にとどまるので、日は丁と引き分けても予選突破が可能となる。例として、蘭1-0亀、日0-0丁だったするとどうなるだろうか。
蘭1-0亀 かつ 日0-0丁 だった場合
蘭 勝点9 3勝0敗0分 +4(予選突破)
日 勝点4 1勝1敗1分 0(予選突破)
亀 勝点3 1勝2敗0分 0
丁 勝点1 0勝2敗1分 -4
このように、引き分けでも予選突破となる。では、丁に日が負けてしまったらどうなるか。上表の得失点差を見てわかるように、蘭×亀の点差次第でまだ予選突破の目は残る。蘭3-0亀、丁1-0日だった場合はこうなる。
蘭3-0亀 かつ 丁1-0日 だった場合
蘭 勝点9 3勝0敗0分 +6(予選突破)
日 勝点3 1勝2敗0分 -1(予選突破)
丁 勝点3 1勝2敗0分 -2
亀 勝点3 1勝2敗0分 -3
- 第一戦に勝利し、第二戦でも負けはしたものの1点差にとどめたのは大きかった。
- 次の亀×丁では、それほど大きな点差が開かずに亀が勝つと、日の予選突破の目は大きくなる。
- 日が予選突破をするには、蘭が3戦全勝することが重要。
- 第三戦の日×丁で、丁に勝てなかった場合でも状況によっては予選突破の目は残る。その前提が亀×丁で亀が勝つことだが、仮に引き分けに終わっても大きな可能性は残る。
というわけで、やはりE組は蘭次第というのは前回の予想と変わらないが、0-1と日が善戦したことで、一気に可能性が広がってきた。あと数時間でキックオフの丁×亀を楽しみに待とうではないか。
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