今回も前回に引き続き、写真の整理。今、記録用の旅行記も書いているのだが、はっきりいって「いわゆる観光地」にあまり行っていないことに今さらながら気付いている(写真にはおさめたが、眺めた程度というのも多い)。シャンゼリゼは一回のみ。凱旋門は遠くからは見たが、近くまで行っていない等々。ま、観光にはそれぞれの形があるということで──。
これは、ジョルジュ・ブラッサンス公園(Parc Georges Brassens)内にあるシアターパンチ(THEATRE POLICHINELLE)の案内。パンチとジュディの人形劇を上演するという案内か? 公園内にある小施設内で行われるというのが、いかにも伝統的といった趣を感ずる。
そしてこちらは、見てわかるとおりのトイレはこちら的案内看板。シャンゼリゼ大通りを歩いていて見つけたものだが、しっかり日本語対応である。が、しかし、最近多いとされる中国人観光客向けの対応はまだのようだ。今回、10日ほどの滞在で強く感じたのは、中国人観光客の多さだが、実際、私も何度となく中国人か?みたいな形で対応されたことが多かった(ニイハオと挨拶されたり、チャイニーズ?と聞かれたり等々)。さて、写真の話に戻るが、パリはトイレ地獄であるので、特に女性にとってのトイレ確保は厳しいものがある。公衆トイレのお世話になるにも有料対応は当たり前だが、さすがにシャンゼリゼ大通りでは1.5ユーロという破格の価格(普通は1ユーロしない)。ちょっと様子をうかがったところ、行列ができており、しっかり稼いでいるなぁという思いを強くした(藁慰)。
続いては、いわゆる切手市。シャンゼリゼ大通りの裏通りにあたるガブリエル通り(Avenue Gabriel)の歩道を半ば占拠するような形で、切手や古い手紙などが販売されている。写真に見えるような簡易な小屋的なものから、車をそのまま販売小屋的に利用しているものまで様々。しかし、まだ開店直後らしく人通りは私を含め数人程度。とてもではないが、店頭を見る雰囲気ではなかった(売り込み攻勢をかけられるため)。
こちらはオペラ座近くにあるエドワード7世通り(Rue Edouard VII。なお、仏語は英語の綴りEdwardとは異なる)。いわゆる歩行者専用の道路だが、パッサージュとは趣が異なっている。統一されたデザインによって、なかなかいい雰囲気である。
エドワード7世通りを進んでいくと、馬上のエドワード7世像が立っている広場に出る。エドワード7世は、自称ナポレオン3世の息子というだけの親仏家であり、長年パリに滞在していたこともあってか、なかなかにいい待遇に置かれているような印象だ。
これはちょっと場所は忘れてしまったが、あるショップのショウウィンドウにあったカラフルなパンツ。こういうパンツをパリの方々はお好みなのだろうか。
こちらは、リュクサンブール公園内にあるメディシスの泉。ここは木々に囲まれた常に木陰のできるところで、ベンチ(椅子)もそれなりに用意されていることから、一休みするには格好の場所。
同じくリュクサンブール公園内。この日は天候に恵まれ、青空と緑のコントラストが素晴らしかった。遠くに見えるのは通称モンパルナスタワー。至るところから見えるのが、良くもあり悪くもありだ。
そしてこちらは、サン・ジュヌヴィエーヴ教会内に鎮座する聖ジュヌヴィエーヴの石棺(をゴージャスな装飾が包む)。聖ジュヌヴィエーヴはパリを守った事で知られる古い聖人に列せられた女性であるが、観光客はこの石棺の中をのぞき込もうとするという何とも恐れ多い行為を平然と行っていた(苦笑)。写真を撮るのも見たようなものかもしれないが…。
続いては、モスケ・ド・カフェでの一休み。ここはイスラムの楽園をイメージしているためか、やたらと鳥が多い。そしておそろしく人慣れしている。茶には興味はないようだが、菓子を用意するとテーブルの上までやってきて、隙あらば奪おうという姿勢がありあり。
鳥つながりで、こちらはシテ島で毎週日曜日に開催されている鳥の市、での一コマ。これは鳥の餌専門店で、大きな袋入りのものから小さなものまで、様々な種類の鳥の餌が販売されていた。
そしてもう一つ、鳥の市の様子。写真はカナリアの一種?と思われるが、多くの鳥たちのほか、ネズミ(ハムスター)やウサギなどの小動物も販売されていた。多くの店は先の写真の鳥の餌専門店のように専門店化が進んでいて、ケージ(かご)だけを扱う店やネズミだけを扱う店など、好きな方であれば半日近くは楽しめるのではないだろうか。
といったところで、今回はここまで。
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