時間があれば、後刻論考する予定である──としておきながら、結局時間がなくなってしまった。一応、資料だけは作っておいたので以下に示す。
この表は、公明党が候補者を出した選挙区における「政党別得票率」を表したものである(0.00%とあるのは候補者なし)。候補者が一人であっても複数であってもひとまとめにしているが、多くの候補者を立てたからといって、それが得票率や当選者数に影響しないのは言うまでもない。
例えば、大田区と世田谷区を比べてみると、ほとんど上位3政党の得票率は変わらないが、実態は異なり、大田区では民主党4人の候補者のうち現役だった2人が落選し、新人2人のみが当選を果たしている。一方、自民党は候補者3人が全員当選となり、得票率が倍近く高くても当選者数で民主党は自民党に負けている。
世田谷区は、民主党候補者がワンツースリーフィニッシュとトップ3を民主党候補者が占め、自民党候補者は4位に入った以外は2人が落選しており、1人しか残らなかった。
この両区の違いは、民主党候補者が4人(大田区)と3人(世田谷区)の違いもあるが、やはりどのように票を分散できるかが焦点だろう。一人が馬鹿勝ちしても組織としての勝利とはならないのである。
表をグラフ化すると、こんな感じになる。こうしてみると、公明党の得票率が一部を除けば、ほぼ同じくらいだというのもわかるだろう。しかも、公明党と自民党があまり得票率に違いはないという印象をも持つ。
と、時間がないので今回はこの辺で。
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