今回の都議選は民主党でも自民党でもなく、公明党に注目してみた。
時間がないので結果のみ示そう。
新宿区[定数4] 21,389票(2位)
墨田区[定数3] 24,761票(3位)
江東区[定数4] 34,663票(2位)
品川区[定数4] 25,322票(3位)
目黒区[定数3] 21,531票(3位)
大田区[定数8] 28,760票(3位)・26,491票(5位)
世田谷区[定数8]30,520票(5位)・27,321票(8位)
中野区[定数4] 23,350票(3位)
杉並区[定数6] 26,798票(4位)
豊島区[定数3] 22,052票(3位)
北区 [定数4] 31,444票(4位)
荒川区[定数2] 25,057票(2位)
板橋区[定数5] 41,197票(3位)
練馬区[定数6] 50,011票(1位)
足立区[定数6] 34,200票(4位)・34,159票(5位)
葛飾区[定数4] 38,460票(1位)
江戸川区[定数5]52,067票(2位)
八王子市[定数5]51,092票(2位)
町田市[定数3] 40,362票(2位)
北多摩1[定数3]32,420票(2位)
23候補者全員当選。与党敗北と言われてはいるが、こと公明党に限って言えば敗北などではない。選挙前が22議席だったので23議席確保は、むしろ一歩前進と言えるのである。票数からのみの判断となるが、唯一苦戦したと思われるのは世田谷区のみで、8位当選者が次点との票差が447票。これ以外は順位が最下位当選であったとしても十分に圏内で、表向きは苦戦には見えない。理由はともかく、さすが公明党、としておこう。時間があれば、後刻論考する予定である。
基本的には投票率上がると苦戦するのが組織政党の弱みなんですが、前回比で率が派手に上がったのにも関わらず+1というのはなんとまぁ。
さすが都議選までは解散待ってくれと散々言っていただけのことはありますねという周到さ。
国政絡みで自民と民主が派手な空中戦にしてしまった中、地味に落ち穂拾いで「これは都政です」と固めたところは見事としか言いようが。
ちなみに当選挙区に公明は立っておりませんで自民民主で綺麗に分け合い、あまり面白くなかったです。
床屋政談的にはミンス圧勝とTV新聞で大々的にやってくれればくれるほど、バランサーが働いて衆院選ヤジロベーが真ん中に戻ろうとすると踏んでるんですが。
相変わらず鳩ぽっぽ先生は脇が甘いまま弾幕を受けてますし。
拮抗が理想です。
投稿情報: ari | 2009/07/13 10:16
ari 様、コメントありがとうございます。
分析を進めてみると、いわゆる組織票だけで当選ラインに数が不足するのは、投票率が60~65パーセントくらいにまで上がる必要があり、もちろん組織票以外にも投票される方もいらっしゃいますので、70パーセント超とならない限り落選することはない。つまり、堅い選挙運動を行っていると言えます(都市部で70パーセント超は非現実的ですので)。
拮抗が理想ですが、熱しやすく冷めやすい国民性とマスコミなので、単純化されてしまいますね、どうしても。
投稿情報: XWIN II | 2009/07/15 07:09