さて、前回はWebブラウズの話をしたあたりで終わってしまった。1080p出力可能なテレビであれば、PCを凌駕する環境が実現するとしたが、なかなかそこまでの解像度を持ったテレビを持っているユーザは多くない。自宅を例にとれば、480P出力が精一杯というのが私の部屋のテレビである(悲笑)。リビングに置いておけばいいのだろうが、それはそれ、これはこれ、である。
なので、今日接続しているテレビは、20インチ級の480P出力が精一杯の液晶テレビである。Webブラウズをこれでやってみたら、悲しいかな、全体を見通すことができないばかりか、とても見にくくブラウズしようという意欲にも欠けてしまうものだった。だが、PLAYSTATION Store等、PLAYSTATION 3で見ることを想定したコンテンツは、これでも問題なく見ることができるように構築されていた。まぁ、そうでなければ困るが、行き届いた配慮だといえよう。しかし、インターネットの世界で見れば、ごく一部の狭い世界でしかない。
だが、PlayStation 2等のゲームを行う場合は、480P出力でも問題ない。むしろ、やたらと細かい解像度よりも都合がいいことも多いに違いない。そう自身を慰めながら、まず行うべき、仮想メモリカードを構築した。PLAYSTATION 3はPlayStation 2以前の互換環境において、物理的にPlayStation及びPlayStation 2のメモリカードを認識させることができないので、HDD内に仮想メモリカードエリアを設定し、それをPLAYSTATION 3から見えるようにしてあげなければならない。大した作業ではないが、これを知らずにプレイを始めてしまったら、セーブすることができないというどつぼに嵌ってしまうので要注意だ。優れたゲームであれば、メモリカードのチェックを行い、接続されてなければその旨ユーザに状況報告するが、すべてがそうだとは限らないので、ユーザ側で注意が必要となる。
ただし、別売のメモリカードアダプタを入手しないと、これまでのメモリカードのデータをPLAYSTATION 3の仮想メモリカード内にコンバートできない。さらにコピープロテクトがかかっているようなものは、移動させることすらできない。こういうゲームの場合は、素直に諦めるしかない。諦めないで頑張るというのもいいが、その苦労に見合うものが見つかるとは限らない。
ここで難点は、一度、PLAYSTATION 3の仮想メモリカード内に作ったデータを、PlayStationまたはPlayStation 2のメモリカードに書き戻すことができないという一方通行なところだろう。これも先ほどのコピープロテクトのセーブデータ同様、諦めるしかない(現時点では)。PLAYSTATIONの大文字になったのは、「これが完成形」なんていうものではなく、PlayStationまたはPlayStation 2との互換性はそれほど高いものではないといいたいのでは?と思う。たとえてみれば、Windows 95とWindows NTくらいは違うといっていいのではないだろうか(これらにおけるDOSへの互換性レベル実現度)。
なんか、メモリカードの互換性の話で熱くなってしまった(苦笑)。次回へ続きます。
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