今夜7時のNHKニュース、トップ扱いで東芝がHD DVDから撤退か、と放映されていた。まだ正式発表はないが、今週に入ってから各種メディアで同じような話が聞こえていた。ここにきて、NHKのニュースで扱われたことで、一般にも広く知れ渡ったことだろう。あとは、正式発表のタイミングとどのようにフェードアウトさせるか。そして、Blu-ray市場にいつ参入するか。これらが注目といえるだろう。
今日のトピックとしては、「ウォルマートがHD DVD関連製品を6月以降取り扱わない」といった趣旨の発表があったが、NHKのニュースでもこれを重要な発表と位置付けていた。先月のワーナーブラザーズの発表に続き、このウォルマートの発表でNHKもニュースとして報道に踏み切ったと思われるが、日本国内においては2月15日が、事実上の次世代DVDフォーマット戦争の終わりと振り返られるかもしれない。
振り返れば、HD DVDはPC関連企業の多くが賛同していた。ノートPC最大手の東芝、国内PC大手のNEC、WindowsのMicrosoft社、マイクロプロセッサのIntel社、と錚々たる面々が名を連ねており、DVDという名称をも継承していたが、それでもBlu-rayとの戦いに敗れた(と決まったわけではないが…)理由は何だろうか。
私は、ただ一つ。DVDという名称が使い古されたから、という気がしている。気がするだけだが、次世代というのはそういうものかな、と思う。PC文化とは違うのだ…と。
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