まずはおめでとう!
PK戦までもつれ込んだ闘いは、互いに止め合い外し合う中、日本4人目の熊谷選手がPKを決め、ついに米国を撃破して優勝した。
試合の流れは米国だった。前半は何度も危険なシュートを打ち込まれ防戦一方。後半もおされている中、先制点を許したときは、思わずテレビをNHK BS1からNHK総合に切り替え、食いだおれ太郎的カラーリングのパラグアイ対ブラジル、コパアメリカを見始めたほどだ(小心者)。しかし、再びチャンネルを戻した直後に同点ゴール。もう迷いはしない、と最後までなでしこジャパンを応援し続けた。
それにしても延長前半での失点で、こりゃさすがにやばいんでないとも思いつつ、足が止まり始めた米国相手にチャンスはあるはずだと、私にしては珍しくTVから目を外すことなく後半戦。コーナーキックからの沢選手の同点ゴールには体が震えたほどの感動を得た。しかし、さすがは世界ランク1位の米国。足は止まっても決定的なチャンスを作り出す。チャーミングな背番号13モーガン選手の突破力、そしてワンバク選手のゴール前での動き。いつ、再び突き放されるかと肝を冷やしつつ、延長後半終了のホイッスルを聞いたときは、思わず「勝った!」と言ってしまった(汗)。
いや、もちろん勝ってなどいないのだが、流れからいえば日本だった。PK戦になった時点での米国選手の気持ちを慮れば、最初のキッカーの気持ちは痛いほどわかる。二度も突き放して同点に追いつかれたあげくのPK。自身の若い頃の経験でも、あの流れで最初のキッカーだけにはなりたくないと思ったろうし、監督から指名された時点でのプレッシャーは計り知れないものがあったろう。なので、コイントスで米国が決められるシーンで先手を取るとは思わなかった。
案の定、一人目のボックス選手のキックは弱く、キーパーにセーブされた。逆をつかれた格好になったが、ボールに勢いがそれほどなかったので止めることができたと思う。もちろん、ナイスセーブには違いないが。
それが最後まで響いた形で、PK戦は4人目で決着。ついに世界一となった。試合としては引き分けなので、またしても米国には勝てなかったとなるのだが、世界一に甘んずることなく、次の機会は米国に勝って優勝してほしい。そんなこんなで夜中から見ていてよかったと思いつつ、なでしこジャパン世界一おめでとう! 今回はここまで。
最近のコメント