PS4のゲームに飽きたとかそういうわけでもないのだが、久々にPS3の電源を入れてプレイし始めたのは「アルノサージュ～生まれいずる星へ祈る詩～」。ガストさんの作品では昨今、限定版ばかりを購入しているのだが、今回もAGENT PACKと称する限定版を購入。通常版との違いは、オルゴールの有無ということで通常版でも変わることはないのだが、あとで悔いを残すよりは買って後悔した方がいいだろうという判断。
パッケージ表面。これだけ見ると主役は、あの「シェルノサージュ」に出てくるイオンのような印象。「シェルノサージュ」といえば、様々な意味で裏切られ続けた。当blog記事でも、「シェルノサージュ、サーバエラーで文字通り話にならず…」や「シェルノサージュ、うちでもC2-12828-1エラー発生（苦笑）」で取上げたように、今思えば、はっきりいってシステム（パッケージ販売されたもの）は無料で提供して、それ以外を課金するスタイルの方がよかったのではと思うほど。購入したプレイヤーにベータテストどころかアルファテストレベルのものを強い、さらに何の対処もしない（Bugを直すのは当然のことで対処とは言えない）。こんなひどい扱いをされたシリーズに関連しているため、若い頃なら完全に敬遠しただろうが、そこは加齢と共に様々な体験をしているので、その理由だけで食わず嫌いにならず、購入したというわけだ。
続いて、パッケージ裏面。誰主役？というところだが、「異なる主人公で紡がれる物語」とあるように、ダブルサイドでストーリーが進んでいく仕様のようである。
パッケージをスライドさせて中を確認すると、通常版となるゲームパッケージが現れる。これを見るとセンターに位置する男性が主役のように見え、実際、最初に操作するプレイヤーキャラとなることから、本作的にはこの男性（プレイヤーキャラの一人）が主人公なのだろう。だが、異なる視点のもう一人というのは「シェルノサージュ」をプレイされた方なら自明のように、プレイヤー自分自身、イオンから見れば「あなた」なのである。つまり、時間を多く共有したという視点で見れば、主人公は通常版パッケージのセンターの彼ではなく、限定版パッケージにイオンと共にいる金色のメカ（プレイヤーのアバター）となるわけである。
これは上手いアイディアだと思うと同時に、「シェルノサージュ」がもう少しまともなものであったなら、という想いも去来する。
さて、限定版に同梱されているオルゴールだが、正直、いらなかったという印象。そもそもオルゴールなんて持つ人ではない、というのが一番大きいのだが、それを差し引いてもどうかなぁ…といった感じ。
で、肝心のゲームの方は、アルトネリコシリーズをプレイされた方であれば説明不要。逆にそうでない場合は、この世界に慣れるのにそれなりの時間を要するだろう。まだ、PHASE１ではあるが、印象としてはアルトネリコ２（PS2版）に近いのではないかと思う。そんなことを語りつつ、今回はここまで。
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