というわけで無事に購入できた。据え置き型ゲーム機を発売日に入手するのはPlayStation 2以来、ほぼ14年ぶり。これまでPlayStation 2やPLAYSTATION 3(今のロゴはPlayStation 3だが、発売当時は大文字のみで構成していた)は、故障のことも考えて2台購入していたが、今回は1台のみとした。理由は、現在使用しているPlayStation 3が故障なしで4年以上稼働し続けているという信用以上に、ネットワーク回線の帯域幅が広くなったこと及びPlayStation Plusのバックアップサービス周りが充実していることが大きい。
そして、今回は最初から本体内蔵HDDを使用せず、いきなりのHDD交換。それもPS4本体より高価なSSD Crucial M500(960GB, SATA 6Gb/s, Read 500MB/s, Write 400MB/s)とした。
本体内蔵のHDDはありふれた5,400rpmのものなので、現在使用しているPS3のものよりも遅い(7,200rpmのものに換装済)ことから、最初から交換を考えていたが、今回ハードウェア能力が大幅に引き上げられていることから、オーバースペック気味にご祝儀として、という意味合いである。実際に速くなるかどうかは知ったことではない(HDDでのPS4を試すつもりがないので比較のしようもないし)。
HDD交換は、PS3以来の伝統で簡単に行うことができる。SCEAJの公式ページ「PlayStation®4システムソフトウェア アップデート」においても交換することを前提とした情報が掲載されている(ただし無保証)ので、PCなどで慣れている方にとってはどうということはない。それすら困難という方は、行わない方が身のためだろう。
PS4本体のテカテカしている部位を正面から見て左側にずらすと、このようにHDDが格納されていることが確認できる。特に工具なども必要なしで簡単にアクセスできるのは素晴らしいことだ。
カバーを取り外し、赤く○を付けたネジ(PS伝統の○×△□がネジ山に書かれている)をプラスドライバーを使って外すと、
あ、外すのはここだけね。隣の特殊ネジは外す必要はありません。
手前側(写真だと左側)にひっぱると、ご覧のとおり簡単にHDD(うちのはSamsung製だった)を取り外すことができる。このHDDをマウントする金型の4か所のネジを外せば、HDD単体となり、この金型にSSDを取り付ければいい。
上写真は金型から外したHDD(左側)と、その金型にSSDを取り付けたもの(右側)を並べているが、9.5mm厚と7.5mm厚の違いは金型にネジでとめる際、吸収されるので特に気にしなくてよい。一応、Crucial M500には2mmの差をうめるスペーサーが標準添付されているが使用しなかった。
あとは取り付けたときの逆手順。挿入し、ネジを止め、カバーをすれば元通り。この後、USBポートにシステムソフトウェアをダウンロード済みのUSBメモリを装着した状態で電源ONすれば、自動的にセーフモードで起動し、システムアップデート処理に進んでいくことになる。
同時購入ソフトウェアは、今のところない。これはやってみたいものがないからではなく、ソフトウェアダウンロードで行おうと考えているからだ。ネットワーク認証とダウンロード時間さえ問題がないのであれば、この便利さは代えがたいものがある。Blu-rayドライブの読み込み速度はPS3よりも3倍ほど速くなっているとはいえ、ソフトウェアが多くなってくれば探したり、入れ替えする手間がなくなるし、とにもかくにも管理する手間が激減するのがありがたいのだ。
というわけで、HDDからSSDへの換装、システムインストール・アップデート、ネットワーク接続・認証、PSN周りの処理をすべて終えるのに15分程度。問題がないことを確認し、どのゲームソフトウェアをダウンロードしようかと物色しつつ、今回はここまで。
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