Microsoft社が提供(公開)するInternet Explorer Test Driveは、自社のInternet Explorerの最新バージョン(Internet Explorer 11)の性能をアピールするものである。しかし、そこでは特別な最適化(俗っぽくいえばズル)を行っているように見えないにもかかわらず、こうまでWebブラウザの違いによって性能差が出るものなのかと驚いてしまう。その中の一つに「Penguin Mark」がある。
実行するとわかるが、これはハードウェアアクセラレータ(GPU)の性能をWebブラウザからの呼び出しで計るベンチマークテストであり、かわいらしい帽子(マークが各Webブラウザをあらわしているのがいい感じ)をかぶったペンギンが歌を唄う背景に、飛び交う雪がどれほど描けるかというものだ。
まず、Internet Explorer 11で実行した結果は以下のとおり。
(実行したのは、VAIO Duo 13 | red edition。)
結果は「14873」。背景の雪は、それこそ乱れ飛ぶような速さで、一粒一粒を追い切れないほど速く流れる。Mobile PCでこれだけの結果が出るのは大したものだと思い、続いてFirefox 26で実行した。だが、実行してすぐに圧倒的な遅さに気付く。背景の雪は流れるどころか、ほぼ停止状態で、動いているねレベル。これはないだろうと考え、再起動直後、もう一度実行してみたが大きな違いは見られない(再起動直後の方が結果は良かったが)。Firefox 26の結果は次のとおり。
数回やって一番いい結果でもこの数値、「206」。700倍以上のパフォーマンス差はズルではないかと思ってしまうが、実際、普段使いしていて差を感ずることも多い。Chromeの結果については興味はあるが、アンインストールしてしまって今は試せない。そんなこんなで、今回はここまで。
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