私は、電子書籍Kindleを持っているが、専用端末がなくてもiOSやAndriod搭載機器を持っていれば、Kindleアプリで利用できる、いわゆるKindle本(電子書籍)。北米とは違い、紙の本(書籍)との価格差がほとんどない我が国の電子書籍だが、たまに安価な価格に設定されると「多少の興味でも買ってしまう」ことがある。
amazon.co.jp においても、毎日それは実施されているが、一昨日?あたりから角川系の多くの電子書籍(最近、いくつもの系列社が統合してKADOKAWAとなったが、それ以前から角川のものの大半)が、唐突に7割引でダウンロード可能になっている。
さすがに7割引はでかい。1,000円のものなら300円、500円のものなら150円。通常の3倍多く買っても、価格はまだ安いとなれば「普段なら買わないものまで買ってしまう」となるだろう。
そんなわけで、昨日だけで角川文庫やコミックスなど、何だかんだで100冊程度購入してしまった。合計支出金額は、約17,000円ほど。普段なら、電子書籍でこれだけの金額を支出することはないのだが、7割引の魔力は恐ろしい…(苦笑)。
自分自身の行動を思うに、これで紙の本が売れなくなるかと言えば、影響はあるはずだが本全体としてはそんなことはないと実感した。なぜなら、今回7割引で購入した電子書籍すべて、紙の本ならまったく購入するつもりがないものだったし、通常の電子書籍価格であったとしても購入どころか、完全にスルーしていたものばかり。それが、7割引となった途端、7割引となっている角川の電子書籍をすべて眺め、興味のありそうなものは片っ端から手を出した。
いつも7割引だったならどうか、という疑問は残るが、間違いなく私にとっては価格が下がることが、普段興味すら持たないものまでじっくり探すという行動を生み、その結果、興味はあったはずだが電子書籍の海から探し出せなかった(単に見なかっただけともいえる)ものまで探し出す行為をし、そして購入した。値下げ効果は、消費行動の最大だと当たり前の結論を得つつ、今回はここまで。……しかし、いきなり読む本が積まれたなあ。
追記
amazon.co.jp の電子書籍ランキングのほとんどが角川のものとなっていた。多くの人と同じ行動をとったわけだ。
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