川上哲治さんの訃報を聞き、ふと思ったこと。それは、高齢化社会が進んでいるということを改めて実感したことだ。それは、93歳で亡くなられたという理由からではない。確かに93歳は長寿ではあるが、2013年で93歳(1920年3月23日生)という事実からさかのぼって計算すると、読売ジャイアンツの監督を1974年(昭和49年)退任したのは、まだ54歳だったということである。今、日本シリーズを戦っている読売ジャイアンツの原監督は55歳、東北楽天ゴールデンイーグルスの星野監督は66歳であり、この二人よりも若く監督を退いているのである。
今、54歳といえば、まだまだ働き盛りであって、引退というには早すぎるとしか思えないが、川上哲治さんはまさにこの歳で長嶋茂雄さんに監督の座を託したのだ。私の幼少の記憶なのでまったくあてにはできないが、引退したときには「おじいちゃん」に見えた印象だったし、実際、中日ドラゴンズにV10を阻止された後での引退会見の写真を見ると、大変申し訳ないが54歳よりも老けて見えてしまう。
要は、それだけ高齢化社会になってきているということなのだ。そんなことをふと思いつつ、今回はここまで。
XWIN II さま。その川上監督の記者会見は高校3年で、テレビで見ていました。当時の大方の会社員の定年が55歳でしたから、ちょっと早いかなという感じです。いま私その時の川上さんより年をとっているわけですが、今やサラリーマンも65歳まで雇用されることになり、喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な心境です。ゴールの前でさらにあと5年走れってちょっと約束が違うよ!と思いますね。、
投稿情報: デハ3300 | 2013/11/06 02:16
私がリアルタイムで知っているのはNHK解説者になってからでしかなく、それ以前はすべて「歴史」で学んだ口です。当時の感覚というのは、当時の人たちにしか理解できないものだというのは、私自身、後輩とふれることで実感していますが、ご教示いただいたお話しからもそのようなことが窺えて興味深いところです。
なお、定年については超高齢社会に向かっていく中ではやむを得ないところかと。
投稿情報: XWIN II | 2013/11/06 07:25