■ 入出力インタフェース
本機には、左右に余計な入出力インタフェースはなく(左側に電源ボタンがあるくらい)、すべて後ろ(奥)側に配置されている。ヘッドフォン端子、USB 3.0ポートが2つ(うち1つは給電対応)、HDMI端子、そしてメモリースティックDuo&SDカード兼用スロットである。ほか、端子はないが無線LANとBluetoothに対応している。そうそう、広い意味ではカメラも入力インタフェースといえるので、フロントカメラとリアカメラも含まれる。あとは音声を入力するマイク(ステレオ)も含めるべきか。けっして多彩な入出力インタフェースと言えるかは微妙だが、このクラスのマシンとして見ればよく頑張っているというところだろう。なお、本機そのものではないが付属するACアダプタにもUSBポートが1つ用意されており、こちらは当然、本機と接続はできないが給電対応なので、USBポート経由で充電するような用途に便利なものである。さらに使わないのでこれまで気がつかなかったが、裏面にはNFCリーダもある。
これらのうち、最も使用頻度が高いのはもちろん無線LANだが、これに続くものはBluetoothである。以前にふれたように、本機の使用は大半が「キーボードモード」であること、そしてマウスに慣れていることから、画面タッチやペン、タッチパッドなどを使うのではなく、相変わらずマウスをBluetooth経由で利用しているからである(以下のデバイスマネージャに見えるMicrosoft Sculpt Touch Mouse)。
一方、未だに使用していないのはヘッドフォン端子とHDMI端子。かなりの頻度で持ち歩いているが、ヘッドフォン端子を接続して音楽を聴いたり等を行っていないし、外部ディスプレイ等を本機に接続もしていないからであるが、いずれは使うことになるだろう。
また、USBポートは当然使っているものの、USB 3.0対応機器を接続していないので、未だに恩恵を受けていない(苦笑)。宝の持ち腐れだと思っているが、よくよく考えてみると3.0のスピードを必要とするUSB機器が思いつかない。3.0に対応したUSBメモリでも買って試してみようかというくらいか…。
そして、思った以上に使っているのがリアカメラ。画素数799万でExmor RS for PC CMOSセンサー搭載というが、こんな重たい(約1.3kg)の筐体をスマートフォンよろしく写真撮影などしないから無用の長物だと見ていたが、
このCamScannerアプリのおかげで、無用の長物どころか私にとってはなくてはならないデバイスとなっているのである。当blogをそれなりにご覧いただいている方であれば、私が地域歴史研究に力を注いでいることをわかっていただけると思うが、資料収集を行う際、デジタルカメラ等で古地図などを撮影し、それをPCに移して画像補正を行うという手間を要している。しかし、本機とCamScannerアプリのおかげで、本機で撮影したものを自動でゆがみ補正などを行ってくれる優れもの。これが大変便利で、言い過ぎではあるが、このためだけに本機を買ってよかったと思うほどだ。
やっぱり、ハードウェアだけでなくソフトウェアを含めてまともなものになるのだと実感しつつ、今回はここまで。次回はこちら。そして、ⅩとⅨの間となる9.5(CamScannerのOCR機能についてふれている)はこちら。
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