いよいよ東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始と東横線渋谷駅移転まで一週間を切ったが、何気に東急電鉄公式Webページを見ていると、東急池上線の概要が東京急行電鉄50年史の誤った情報がそのまま掲載されている(2013年3月10日現在)。東急電鉄においては公式資料からの転載であって誤っているつもりなど毛頭ないのだろうが、既に50年史発行から40年程度経過しており、100年史刊行の事前準備として誤った情報をアップデートしてもいいのではないだろうか。
上に東急池上線の概要を部分転載したが、これを見ながら誤りを列挙しよう。
- 「雪ケ谷、1933.6.1、調布大塚と合併し雪ケ谷大塚と改称」とあるが、同日に合併改称した事実はない。雪ヶ谷大塚へ改称したのは1943年が正しい。
- 「(調布大塚)1927.8.19 新設、1933.6.1 廃止」とあるが、廃止年はどんなに早くても1937年。調布大塚の廃止と雪ヶ谷大塚の改称は同日どころか、5年程度の隔たりがある。
- 「1926.8.6 新設 慶大グランド前、1936.1.1 現在」とあるが、正しくは慶大グラウンド前。
当blogをご覧いただいている方々には今更感が強いものばかりだが、東急電鉄公式で掲載されている事実は重い。私がいくら声高に言ったところで、所詮戯言扱いだろう(苦笑)。そんなこんなで今回はここまで。
調布大塚駅の廃止
国立公文書館の
平12運輸02167100の
雪谷停車場位置変更及び調布大塚駅の廃止の届け出の日付けは
昭和10年09月20日で奥沢線の廃止と同じ年になっています。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2013/03/10 18:45