約二年前のファイナルファンタジーXIII(FFXIII)は、映像的・ゲームシステム的には見るべきものがあったが、シナリオや話の進め方が「一本道」だったことが残念だった。「一本道」批判は開発側もわかっていたようで、ファイナルファンタジーXIII-2(FFXIII-2)では「一本道ではない」とした。タイムトラベルをベースとして、どこから進めてもよいような仕掛けを用意したとの話だったが実際は…。
私の印象としては上記の通り。単なる一本道を切り刻んだ「だけ」であり、その結果としてメインストーリーはそれこそ「あっという間」に終わる。残念ながら「寄り道メイン」のようになってしまっており、本末転倒な無残な結果だと感じた。そして、ポケモンやドラクエモンスターよろしくモンスターを捕まえて仲間にするというシステム採用によって、主人公側の人間関係は著しく希薄に。ストーリーの中身はほとんどなく、マルチエンディングといっても「特定モンスターを倒す」程度に過ぎないため、そこに「必然性」はない。
やりこみ要素云々といっても、それはメインがあっての話で、おつまみだらけではそれこそ食傷だ。所詮「-2」であることはわかっていても、何だか気分的には肩すかしというか詐欺に遭ったような気分。といったところで、今回はここまで。
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