先月(3月)21日、都内(新宿区)の環境放射線測定値が雨による影響で0.1μGy/hを超えて以来、なかなか0.1を切ることがなかったが、ついに本日(1日)午後5時台になって11日ぶりに最大値が0.1を切った。平均値は昨日(31日)午後5時台から0.1を切っていたが、ようやく最大値も最小値も平均値も0.1μGy/hを切ったことになる。
しかし、これだけ0.1を切るのに時間がかかるとは正直甘く見ていた。先月20日夜遅くから少しずつ降り始めた雨は翌日本降りとなり、しばらく降り続いた。その結果、おそらくは水に溶けやすい沃素131が地上に降下し、放射線量数値を引き上げたわけだが、しばらく晴れが続いたにもかかわらず、なかなか数値は下がらなかった。徐々に下がりはしたが、それでもこれだけかかった。計算上は沃素131の半減期が約8日であるので、雨がやんで確かに8日ほど経過したことから、上昇した分の半分まで下がったのは正当だ(0.05あたりから0.15あたりまで上昇したが、これが1.0まで減れば上昇した分から見れば半分となる。つまり半減期の約8日と一致する)。だが、気持ちの上ではなかなか減らないものだと感じていた。
しばらく福島第一原発からは放射性物質が漏れ続けるだろうから、また雨が降る度に数値が上がっていくのだろう。確かに梅雨までが勝負だという感じだ。
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