当blogでも、原発事故に至るまでのいい加減さについては御用学者にその片棒を担がせている的な視点で書いてきたが、旧石器遺跡捏造と同様に本人が意識してかそうでないかを問わず、学問の権門とも言うべき人たちがそれを推進してきたことに変わりはない。とはいえ、正確な情報をなかなか得にくいだけでなく、調査するには時間もかかることもあって、なかなか「こいつらが御用学者(=戦犯)だ」と名指しするのは難しい。しかし、各種メディアの過去記事を見ていけば今まで以上に過去の発言や立場というものを調査することは、Internetのおかげで調べることはたやすくなっている(比較の問題)。
そのような無数の情報の中で、なかなか正鵠を射ていると思われる記事を見つけたのでご紹介しよう。これ(「いい加減な「原発安全審査」進めた御用学者5人」 My News Japanより)は、3年半前に書かれた記事なので、現時点では微妙に異なる点もあるが、御用学者と名指しされた5人については以下の通り。
- 鈴木篤之 原子力安全委員会委員長(現・日本原子力研究開発機構理事長)
- 衣笠善博 東京工業大教授<当時>
- 大竹政和 東北大名誉教授<当時>
- 班目春樹 東大教授(現・原子力安全委員会委員長)
- 宮健三 法政大客員教授<当時>
肩書きは、上記リンク記事の引用のままとしたが、重要なポストに今でも座っている人たちは括弧書きで示した。もうおわかりだろう。今、一所懸命保身に走っていることが…。
参考記事「「電源喪失で容器破損」東電報告書検討せず」(YOMIURI ONLINE)
東京電力のせいにしようと一所懸命ですな(呆)。
参考記事2「姿見えぬ原子力安全委 事故時の助言役、果たせず」(asahi.com)
戦犯と言われるだけあってすばらしい対応ですな(斑目)
参考記事3「電源喪失、認識の甘さ陳謝 保安院・安全委トップら」 (asahi.com)
言い訳は誰でもできる。東京裁判ならぬ福島原発裁判をやらねばなりませんな。前例踏襲主義なら絞首刑確定か。
御用学者の発言を検証
諸葛先生「1960年頃の大気中のセシウムの濃度は10000倍高かった」
http://www.youtube.com/watch?v=oH1v1qSgqpU
中川恵一先生「魚を食べても大丈夫」
http://www.youtube.com/watch?v=R5gHts8iKA4
長瀧重信先生による非常に厳しい基準
http://www.youtube.com/watch?v=7PEXgxctzzI
高田純
http://www.youtube.com/watch?v=t3erSTN2sWQ
投稿情報: pop | 2011/04/09 08:31