東日本(東北関東)大震災から半月、今日で三回目の土曜日となるが、平日以外で新宿に出かけたのは地震後初めてとなる。時期的に学校などは春休みまっただ中のはずだが、人のあまりの少なさに愕然としてしまった。
上写真は新宿スタジオアルタ前だが、ご覧のように土日とは思えぬ人の少なさ(見る人が見れば、人多いぢゃんとか思うかもしれないが…)。確実に震災による省電力、というよりは原発事故の影響が直撃している様子がうかがえる。
しかもやたらと目立つのが募金活動の輩である(普段多いチラシ配りよりも多い)。もちろんやっている人たちは、何とか力になりたい(あるいは助けてほしい)という気持ちの発露なのかもしれないが、端から見れば怪しさ100パーセントでしかなく、どこに使われるのか見えないもの(きちんとした所であっても、街頭募金活動はとどのつまり情宣活動でしかないので私は協力する気はまったくない)に募金する気などさらさらないので、邪魔で五月蠅いだけである。人出が少ないのに募金活動の輩は多い。だから余計に目立つだけだが…。
人出が少ないのは、新宿東口だけでなく、ヨドバシカメラや50周年を迎えた小田急百貨店などはもちろん、百貨店の勝ち組とされる伊勢丹新宿店も同様で、いずれも土日とは思えず、さらに営業時間短縮によって相当売り上げが落ちてしまっているのでは…と思うほどだった。
既に東京電力が明らかにしているように、計画停電は来年まで続く見込みとされている。継続的でなく、夏期や冬期に限定される可能性は高いが、それでもこれだけ電力消費を自粛していてこの状態。これは首都圏経済がかなりの期間停滞することは確実であり、覚悟を持って望まなければならないのは程度の差こそあれ、被災地だけではないとなる。そんなことを感じながら、今回はここまで。
堀衛門の言う通り、過剰な反応は経済自体を壊滅させ、放射能の様なハード面のそれより数倍の経済的損害をもたらし、最終的には政治的不安定になることを恐れています。
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2011/03/29 11:54