最終更新:2011年3月21日午後9時25分
上昇は落ち着いてきたようですが、なかなか下がらないですね。
東京都内での環境放射線量測定値が大きく上がったようです。健康安全研究センターの環境放射線測定結果(午前10時頃よりつながりにくくなりました)によれば、東京都新宿区百人町での観測結果がこれまで0.04~0.05μSv/hほどで推移していたものが、本日(21日)午前8時00分~8時59分での値が最大で0.093μSv/h、平均で0.0703μSv/h。同日午前9時00分~9時59分での値が最大で0.101μSv/h、平均で0.0958μSv/h(なお、本記事ではすべてμSv/hで表記しており、μGy/hで観測された数値もすべてμSv/hとしています。1μGy/h=1μSv/hで換算)。これをグラフ化すると(時間がないので株式チャートを流用)、
こんな感じになります(21日午前9時台までをグラフ化)。赤い棒は上が最大値、下が最小値。水色の丸は平均値を示します。一時間ごとの測定値をグラフ化していますので、本日午前8時以降より急上昇したのがわかりますが、何かが起こっている?のでしょうか。それとも雨のせいでしょうか。また、昨日(20日)午後10時以降よりじりじり上がっているのは、これも雨の影響? 公式発表を待ちたいものですが、都内のこの観測値は現時点(日本時間21日午前10時00分時点)では驚くに値しないレベルなのは明らかです。(参考記事「放射線量基準についての確認」)
2011年3月21日午前11時30分追記
21日午前10時00分~10時59分の測定値は、最大値が0.1050μSv/h、最小値が0.0944μSv/h、平均値が0.1000μSv/hとなっており、急上昇は落ち着いたようです。(なお、本記事ではすべてμSv/hで表記しており、μGy/hで観測された数値もすべてμSv/hとしています。1μGy/h=1μSv/hで換算。)
2011年3月21日午後0時15分追記
さらに、午前11時00分~11時59分の測定値は、最大値が0.1200μSv/h、最小値が0.1010μSv/h、平均値が0.1090μSv/hとなっております。以下に、ここまでを追記したグラフを掲示します。(なお、本記事ではすべてμSv/hで表記しており、μGy/hで観測された数値もすべてμSv/hとしています。1μGy/h=1μSv/hで換算。)
2011年3月21日午後1時20分追記
午後0時00分~0時59分の測定値は、最大値が0.1200μSv/h、最小値が0.1060μSv/h、平均値が0.1130μSv/hとなっており、増加傾向にあることに変わりはありませんが落ち着いてきたようです。参考までに都内で個人的にガイガーカウンタによる放射線量を測定されておられる方がおいでなので、こちらも見てみますと、雨天による増傾向にあるのは確かなようです。(なお、本記事ではすべてμSv/hで表記しており、μGy/hで観測された数値もすべてμSv/hとしています。1μGy/h=1μSv/hで換算。)
参考リンク
ナチュラル研究所(東京都日野市)ガイガーカウンタによる放射線量
東京都文京区本郷(ガイガーカウンタによる放射線量)
2011年3月21日午後3時10分追記
午後1時00分~1時59分の測定値は、最大値が0.1100μSv/h、最小値が0.1040μSv/h、平均値が0.1080μSv/h。午後2時00分~2時59分の測定値は、最大値が0.1160μSv/h、最小値が0.1060μSv/h、平均値が0.1120μSv/hとなっており、落ち着いてきたようです。ちなみに、この測定場所で最大値を示したのは3月15日で、最大値が0.809μSv/h、最小値が0.0318μSv/h、平均値が0.109μSv/hでした。この日は福島第一原発2号機で爆発事故があり、1号機や3号機の水蒸気爆発と異なることはこの特異な測定値を見ても明らかですが、今日の測定値はやはり雨によるものとなるでしょうか。(なお、本記事ではすべてμSv/hで表記しており、μGy/hで観測された数値もすべてμSv/hとしています。1μGy/h=1μSv/hで換算。)
2011年3月21日午後9時25分追記
本日午後9時までの測定値を含めたグラフを作成しました。
午前8時過ぎから高くなり、午前9時過ぎより0.1μSv/h(測定単位はGy/h)を超え始めて約半日維持されているといった感じでしょうか。
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