バカンス。
まぁ我が国の多く、というかほとんどは無縁だろう。
今朝のNHK BS1「ワールドニュースアワー」のF2(フランス)20時のニュースにおいて、ピンチヒッターで担当するニュースキャスターが標題に掲げたような言葉を吐いたのである(もちろん仏語なので日本語でこう言ったのではない)。
フランス人の多くは、8月はバカンス。早い人は7月に入ってから、1か月以上のバカンスモードに入る。よって、この時期にフランスに行っても仕事にも観光にもならないことが多いので、7~8月にフランスに行った(入国した)ことは一年以上滞在していた留学期間中以外は、仕事でも観光でも経験がない。だが、F2でのニュース特集で「8月に働く人」を採り上げていた。一般的にニュースというのは特別なこと(事件)を報道するのだから、よほど8月に働くということは特別なことなのだろう。
面白いのは、ニュースキャスターも普段の方ではなくピンチヒッターの方なので、VTRに切り替わるとき、「私も8月に働いていますけどね」みたいなニュアンスの言葉を笑みを浮かべながら話したのだ…(笑)。
そんなわけで、朝から「8月に働くことは何らかのメリットがあるのでしょうか?」なんて言われてしまうと、私もこの時期に夏休みを取らず(取れず)、来月に入ってからようやく短い夏休みを取得(予定)することから、いきなりやる気を削がれてしまった。
思わず自問自答。
「8月に働くことは何らかのメリットがあるのでしょうか?」
「メリット、それは…(以下略)」
まあフランス人であっても、公共交通の人やら、マスコミ関係やら、流通とか、普通に働いている人は大勢いるわけで。日本に比べて、夏休みの人が多い、ということでしょうか。
我々と言えば、夏休みなんかありませんですよ。主婦業というのは、もともと「営業」が365日。それにも増して、8月は、子どもが家にいますでしょ。
8月って、就学児童を持つ母親たちにとっては、「最もお休みのない、過酷な」月なんであります。
今年は、「猛暑」の期間が長く。もういいかげん、うんざり……です。
(うちの場合は就学児童はいないのですが、老親の介護が結構大変(;^_^)
投稿情報: りっこ | 2010/08/12 15:42
りっこ様、コメントありがとうございます。
>8月って、就学児童を持つ母親たちにとっては、「最もお休みのない、過酷な」月なんであります。
↑
そのとおりですね。立場立場によって見方も受け取り方も変わるものではありますが、相互理解は基本かな、と思います。夏休み、あるだけいいのですが、家にいたらいたで休みではないのが辛いところ(苦笑)。
なお、F2では「8月に働くメリットとは人が少ないから楽」という結論でありました。パリ市中心の取材だったからなのか、あるいは単にF2スタッフの心の叫びだったのかもしれませんが(笑)。
投稿情報: XWIN II | 2010/08/14 09:35