いよいよ本日(17日)、東京都心から成田空港への新アクセスとなる成田スカイアクセスが始動した(京成電鉄の「成田空港アクセスのご案内」ページを参照)。成田空港へのアクセスは様々な事情によって、理想どおりの展開にまで時間がかかったが、ついにまともなアクセス路線ができたとなるだろう。
Googleマップの提供する航空写真に、今回全通した成田スカイアクセスをあわせ、従来の京成スカイライナー(これは新線開通後も残る)とJR成田エクスプレス(東京駅まで)を載せてみた。赤が新線の成田スカイアクセス(京成上野~京成高砂間は従来の京成スカイライナーも含む)、青が従来の京成スカイライナー、緑がJRの成田エクスプレス。位置的には北総台地を貫く新線ルートが最も合理的な路線だが、一方でこの地は市街地などがほとんどなく、千葉ニュータウンの開発も今一つだったこともあって、当初の予想(予定)から20~30年以上かかってようやく全通となったわけである。
これまでのJR対京成の戦いは、距離的には京成が有利だったものの、津田沼近辺をはじめとする線形の悪さから、大回りであるもののJRもそれなりの戦いを演ずることができた。だが、今回の新ルートの完成によって日暮里駅から成田空港まで実に最短36分という驚異的なスピードを達成したことで、日暮里駅または京成上野駅からのアクセスを苦にしなければ、これを選択しない理由はなくなったと思える。
この結果、間違いなく成田空港への鉄道アクセスは地殻変動レベルで変わっていくのではないだろうか。また、成田空港と羽田空港という空港間アクセスも、今後どのように展開していくのか注目だ。
個人的には池上線から成田へのルートとしては、戸越銀座、泉岳寺、青砥と次はダイヤ次第で運任せで本線とするかアクセスラインの何れかを利用した方が、青砥での同じホームで乗り換えが可能ですので荷物が多いときは大変楽です。乗り換え時間を考えると、同じホームであることは肉体的にも有利です。年は取りたくないですね、
投稿情報: 木造院電車両マニア | 2010/07/24 18:33