2011年2月1日、マイクロソフト株式会社は、日本マイクロソフト株式会社に社名変更するという(プレスリリースはこちら)。思えば日本のマイクロソフトは、米国Microsoft社の日本代理店だった…というよりは事実上Microsoft社と一心同体だったアスキーとの路線の相違によって、アスキーから分立して誕生したのだった。あの頃は、私も多少なりとも両社にかかわっていたので、ソフトウェア中心指向で行くBill Gates氏とハードウェア指向(嗜好)の西和彦氏の対立、というか路線の違いを肌で感じ、結果、アスキーよりもマイクロソフトに重心を置く嚆矢となったのだった。
あれから24年。そして来年で25年となるが、これを期に社名変更してより国内市場に根ざした会社になりたいとのことだが、私的にはますますつまらない会社になっていくような気がする。Bill Gates氏がMicrosoft社から離れてから、つまらなくなってきてはいるが、さらに国内指向をより強めた日本マイクロソフトを名乗ることで、米国Microsoft社との距離感が広がり……。
まぁ、この感覚。なかなか最近の人には、わからないかもしれないなぁ。
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