先日、新VAIO Z(VPCZ1)にWindows版(PC版)ラストレムナントをインストールし、PS3ゲーム等を放置しながらプレイを楽しんでいるが、以前にも書いたように内蔵ファンが気合いを入れ直したのでは?と思うほどに、けたたましい風切り音を発するようになったが、私が心配するのはGPUの温度はどのくらいまで上がっているのか、という点である。
以前、nVIDIAは一部のGeForce Goにおいて、高負荷によるダイ破壊というお粗末な状況を生み、私もVAIO type SZにおいてそれを体験、買い換えを余儀なくされたので、そのあたりはどうなっているのか。やはり気になるのである。
そこで、今回は定番のGPU-Zではなく、GPU Caps Viewerを利用し、ラストレムナントを1時間プレイした状態で、GPUの温度がどのくらいまで上がるかを確認する。なお、普段は摂氏40度前後となっており、SPEEDモードに固定していてもGPUがほとんど遊んでいる状態であることがわかる。では、1時間後の結果を示す。
結果は73度。ラストレムナントをウィンドウモードにして、GPU Caps Viewerを並べてみても摂氏80度を超えることはない。これは、GeForce GT 330Mの動作クロックが抑えられていること以上に、冷却効果が高いということを意味する。大きな風切り音が出るのも伊達ではない、ということだろう。
なお、今となっては軽いゲームといえるWindows版(PC版)三國志11をプレイしてみると、ラストレムナントと違って風切り音が気にならない、というか、このようなテキストを入力している時とほとんど変わらない。つまり、GeForce GT 330Mにとっては旧VAIO Zに搭載されていたGeForce 9300M GSで苦しいながらも動作できていたものは、余裕でこなすことができる。
というわけで、PCゲームも捨てたものではないと振り返ることができるようになった新VAIO Z。最新のGPUには及ぶべくもないが、それでもこれができるのとできないのとでは大きな違いと思う。といったところで、今回はここまで。
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