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2009/12/17

コメント

津波の来ない田園都市の宣伝文句で関東大震災を逆手に取って宅地を売りまくり、その資金で横浜まで延長し、途中に慶応義塾の日吉校舎を誘致してブランド価値を上げるなど辣腕を振るった東急グループの手腕は他の私鉄と比較して際立っています。現在でも営業キロ当りの収入は西武の20倍以上です。最近いささか寂れ気味ですが依然として田園調布のネームバリューは憧れの的です.話は反れますが、3の次の7から始まる電話局番がカバーする城南地区を東横、目黒、多摩川、大井町と池上線が走っており、戦後いち早く4から始まる局番から独立しました。これは戦後もまた急速に加入者が増加した証拠だと思います。城南信用金庫が元気が良いのもそのせいでしょうか。

木造院電車両マニア様、コメントありがとうございます。

城南信用金庫と言えば、その名のごとく城南地域の信用金庫を統合して誕生したもので、その信用金庫の母体は東京市合併前の荏原郡下の町村です。そのためか、支店名がその時の名前が残っており、碑衾支店など都立大学支店としてもよさそうなのに、そのままとしているのが地元密着ではないかと。

また、田園都市については田園調布は多くに知られるところですが、その元祖というか初代である洗足についてはほとんど扱われることがないので、池上電気鉄道関連が一区切りついたらこちらについても採り上げるつもりでいます。

私も電力供給事業も行っていた洗足田園都市の住民でしたので楽しい記事をお待ちしております。

品川区の耕地整理の調べをしていて、本ブログにいきあたりました。大変すばらしい内容で、とても参考になっております。
ところで、本記事についてですが、事実関係でいくつか御確認いただけると助かります。
記事で扱われている耕地整理(三つの工区を有するもの)は、多分「第二平塚」ではなく、その前の「平塚村耕地整理」かと思われます。大正7年3月1日に認可になっているのは「平塚村」で、工区が3つに分けられているのも同様です。(国会図書館の耕地整理の資料(耕地整理要覧)、地図(平塚村耕地整理組合確定図)で確認ずみです。)
一方、平塚第二耕地整理の許可は、大正12年1月16日で(「耕地整理要覧」)、こちらは二つの工区に分かれていたようです。別の記事で洗足田園都市のお話があり、田園都市㈱は2期目の分譲は耕地整理組合の一員になったとの話がありましたが、その品川区での組合が平塚第二だと思います。
許認可の経過などを引用された文献は、私も是非教えていただきたいのですが、この中の多くが第二ではなく「平塚村」かと思われます。

コメントありがとうございます。
半ば調査を放置している記事に対し、創作意欲を齎していただくフォローをいただき大変感謝しています。
さて、ご指摘いただいた件については、当方でも二つの表記(平塚村と平塚第二)の「揺らぎ」を悩ましく考えていたことを思い出しました。当時、参考とした文献・資(史)料は主に「荏原中延史」です。品川区立の図書館で確認しました。
本記事を著したその後の知見で、「平塚第二」の耕地整理図を閲覧するなどから、このご指摘については当方でも承知しているところです。ただし、過去記事においてはわずかながら直すものもありますが、多くは放置状態であるのが現実です。
(記事はそのままにし、リンク先を明示することで新たな知見で新たな記事としているものもあります。)
ということで、このあたりは他記事の部分も含めて、一度新たに書き起こそうとやる気が出てきました。本当にありがとうございます。

早速にありがとうございます。楽しみにしております。ところで、「平塚第二」の耕地整理図はどちらで閲覧されましたでしょうか?国会図書館には「平塚」はあったのですが、「平塚第二」はありませんでした。

個人所蔵のものです。この手のものは国会図書館等にはほとんど残っていません。たまに寄贈されたものが、公的な施設に移管される程度ですね。

荏原中延史を入手し、ざっとですがみてみました。
もう御認識かと思いますが、中の記載は、上下巻ともほとんど「平塚村耕地整理」のものかと思われます。下巻に平塚第二耕地整理前の地図がありましたが、この図は、多分「平塚第二」の第一工区部分(大字中延側)かと推測されます。平塚第二の第二工区の地図は書籍にありませんでしたが大字戸越(明治22年以前の戸越村)の方だと思います。

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