私の気のせいかもしれないが、裁判員に選ばれた人というのは、誰を選んだかはもちろん選ばれたということも明かしてはいけないのではなかったか?
それが、裁判員から漏れた人も含め、裁判に参加した人まで、顔バレでああでもないこうでもないとくだらない私情を述べている。驚いたのは、おそらく報道側で編集された結果であるのだが、一様にみんな「迷った」的なことを強調していることである。
報道(マスコミ)側のストーリーは、模擬実況中継みたいなあほらしいことを繰り広げたNHKをはじめ、裁判員制度のアピールに徹し、裁判員はそんなに難しいことではないということを印象づけようとするものがほとんどだった。被告に質問しない、とか、ようやくみんなするようになったとか、市民感覚の質問だった…とか。それって、本裁判に関する重要なことなのか?というものまで。
裁判員制度最初の例、ということもあっただろう。しかし、この報道のされ方はいったい何なんだ?という疑問が残る。まぁ、最初っからやたらと「死刑!」を連呼する裁判員や、「サバイバルナイフで鉛筆削りはできますか?」などというアホな質問をかますような裁判員が出てきたらどうするのか、といった問題点が出てきたら出てきたで……。
コメント