SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)は日本時間3日、PlayStation Portable(以下、PSP)の新機種としてPSP go(型番PSP-N1000)を米国で開催中のE3(Electronic Entertainment Expo)で発表した(プレスリリース「新しいデジタルライフスタイルを提案するPSP®「プレイステーション・ポータブル」go PSP®の新ラインアップとして、日米欧アジアにて2009年秋発売」)。デザインは、ネットで流出していたmyloもどきと同じで、おそらく多くの方々同様に私も「ウソであってくれ」と願っていた。しかし、結果は流出(既出)情報どおりで、しかも価格は今のPSPよりも高い26,800円。UMDドライブを廃して、代りに16GBのフラッシュメモリを搭載したのはいいが、よりにもよってあのデザイン。よくわからないが、コントローラを格納するのはわずかなメリットだけで、ほとんどがデメリットなのではないか!と思う。
せっかくPSPの勢いがついたのに、しょぼい液晶ディスプレイを搭載した新機種(PSP-3000)で自ら蹴躓き、それをバリエィションで補強したつもりのPSP goは、myloもどきの駄才デザインで、しかも使い勝手が悪いコントローラスライド式格納型。スライドさせておきながら、液晶ディスプレイがタッチパネルとなっていないというアクセスバランスの悪さ。SCEは平井CEOになって、ろくでもない物しか出さなくなったと思っていたが、まぁさぁかぁこんな低レベルの物が出てくるとは…。
UMDを捨てるというデメリットを何で埋めるのか、というのもまぁさぁかぁPlayStation Networkを充実させることでメリットだと思っているのだろうか。PS3でPS2互換を捨てたように、またここでPSPでUMDを捨てようと言うのだろうか(いくらPSP-3000を併売するといっても…)。Xbox 360で行っているように、Discコピー機能を搭載しても罰は当たらないと思うのだが、これをやらずしてPSP Goをリリースするのはいかがなものかと感ずる。私にとってPSP Goはデザインの悪さ、コントローラ等のアクセスの悪さ、UMDコピー機能(あるいは代替)なしということで、PSP no!となる。型番もPSP-N1000なのだから、案外それが本音なのかも。
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