面倒なことに巻き込まれたくない狡考がさらに面倒なことに（新型インフル）

先週から大阪周辺で高校生中心に蔓延している新型インフルエンザ。
やはり、検疫をすり抜けていることが自明となった。
検疫と言いつつ、結局は自己申告。
面倒に巻き込まれたくないという、「個人」の狡い考えが「全体」の大いなる面倒に拡大した。
わずかな人たちの面倒だという考え、あるいは無知で、そうでない人たちにまで迷惑を及ぼす。

しかし、厳しい対応はしないでほしいという声も高い。
結局は何人か死なないとダメなのだろう。
所詮他人事、の思考（指向）の中では、そういうことなのだ。

Comments

[投稿情報: 志葉京兵]

　　「自分は大丈夫」という、根拠のない自信が満ちあふれてますからね。
いわゆる、「ゆとりの教育」世代が顕著ですが、いい年こいた人も・・・。
　常に悲観的な人間より、普段は楽しく生活できているんだろうなぁ。
　私は、結構悲観的な方なので、困ったもんだと思っていますが。
　

[投稿情報: XWIN II]

志葉先生、ご無沙汰しております。

必要以上に悲観することはないと思うのですが、学級閉鎖中の児童を見るまでもなく「いい遊ぶ機会」くらいにしか捉えていないのだから、学級閉鎖そのものが無意味化しています。
また、働く親にとって、学級閉鎖や保育園休止は「迷惑」としか感じておらず、これもまた「全体」のことが見えていない。とはいえ、バックアッププランが機能していない現状では言い分もわかりはします。
結局の所、閉鎖や休止は体をなしておらず、役所の「言い訳」でしかないように思うのですね。

私は悲観と言うよりは、打てる手があれば打っておく、最悪のケースを考えておく（システム開発の責任者を経験してると職業病みたいなものですが）って感じでしょうか。

[投稿情報: 志葉 京兵]

　そうそう、それです！常に先を考えること、思いつく限りのケースを考えておくこと、なんです。
それを言いたかったのに、「悲観的な」という表現になってしまいました。
　要求はするのに、「このときはどうするんだ？」と聞くと、逆に「言い訳だ！」といい、自分には
全くプランのない輩を、今年は数多く担当しているので、つい、この記事に過剰に反応してしま
いました（＾＾；
　政府もアリバイづくりをしているだけに近いですね。
　症状が季節性のインフルエンザと変わらないようだから、対策をゆるめつつあるようですが。
　アメリカのように、日本にもＣＤＣのような組織があったらどんな対策をするのでしょう？

[投稿情報: こむろ]

はじめてコメントいたします。

インフルエンザウイルスは突然変異して、猛毒性に豹変する可能性があることを、皆さん忘れてしまっているのでしょうか。政府や地方の行政機関は、弱毒性だからと、たかをくくっているように思えてなりません。
それよりも、幸い弱毒性ですので、今回の新型インフルエンザについては、来るべき本当のパンデミックの予行演習だと捕らえて、対策を講じ、結果を確認して、修正すべき点は修正して、万全の体制作りに役立ててもらいたいと強く思います。

[投稿情報: XWIN II]

コメントありがとうございます。まとレス（死語？）にて失礼致します。

志葉　京兵 様
　熱しやすく冷めやすいのが我が国の国民性（マスコミ？）なので、新型インフルエンザについてもしばらくしたら「へ～ それで？」みたいな感じになってしまうかもしれません。なので、対策をとろうにも肝心な時には機能しないおそれもあるかな、とか。

こむろ 様
　「危機管理」という言葉が叫ばれて久しいですが、形を作ることに一所懸命な我が国の行政機関は作ったことに満足しているように見えます。おっしゃるようにA型の豹変は驚異であり、それに対応する予行演習という声も漏れ伝わってはいます。しかし、地方自治体のほとんどは国の動向を見守るだけ（当然ですが）、国は大阪府知事の恫喝にびびったのか、対応が揺らいでいるように見えます。
　地方自治体は、新型インフルエンザ以前の定額給付金というウィルスが蔓延した際にもまともな対策がとれていませんので、私は残念ながらお先真っ暗だと見ています。結局、「仏作って魂入れず」なのかな、と。