というわけで、既に戦闘回数500回を超えているスターオーシャン4(以下、SO4)なわけですが、いやはやバトルシステムが面白すぎて、久々にゲームで楽しんでいる状況です。一方、スターオーシャン3でもぶっとびシナリオでありましたが、さらにSO4ではそのぶっとび具合は継承されているようで、Disc1の段階で云々できるレベルではありませんが、今後に期待大です(苦笑)。
中でも一番ぶっ飛んでいるのは、緑色長髪のエルダー人なる異星人が出てくること、その中に総司令ガガーンがいるということ!
スパロボもどきしか知らぬ若者などではなく、リアルタイムでゴッドシグマを観ていた私にとっては驚いたのはもちろん、これは正直ヤヴァいんでない?と思ってしまった(ちなみにガガーンは緑色長髪ではなくエルダー人テラルの方。だから「GΣテラル+GΣガガーン=SO4ガガーン」)。念のため、簡単に宇宙大帝ゴッドシグマとは何かを説明しておこう…と思ったが、手っ取り早く東映アニメBBプレミアムへのリンクをはっておこう。ここでだいたいの流れは掴めるはずだ。
ということで、このアニメの何が画期的だったのかといえば、後半のストーリー展開がなかなか先が読めない展開で、富野総監督曰く「パターン破り」の元祖的存在の作品の一つに数えられる。放映当時の思い出としては、
- 新谷かおる氏のキャラデザだったが、アニメ的ライン及び塗りと合わなかったためか、かなり氏のファンからは不評だった。
- オープニング主題歌で、陸・海・空(りくかいくう)という一般的な順序でなく、海・陸・空(かいりくくう)となっていたので何でだろう?と思っていた。
- 同じくオープニング主題歌で、ゴッドシグマの「シグマ」が「ヒグマ」と聞こえるといった内容が、アニメ誌の読者欄に掲載されてからは「ひっぐま ひ~ぐま ごぉっどひっぐま」と聞こえるようになって困った。
- 番組後半に登場したガガーン副司令(のち総司令)の名前がインパクトありすぎて、何かと「ガガーン!」と友人同士で言い合っていた(笑)。
- 番組最終段階で、ヒーロー側の頭脳 風見博士が裏切るというパターン破りが決行されたが、名前(名字)が「風見」だったので、やっぱり風見鶏的な役割を持たせられていたのかという印象を強く持った。
てな感じで、私の中にそれなりのインパクトを残している「宇宙大帝ゴッドシグマ」に番組後半(全50話中の第27話)に敵方に登場するのがガガーンで、SO4にうり二つとまでは言わないが、先にも述べたように「緑色長髪のエルダー人なる異星人、その総司令ガガーン!」と共通項だらけなのだ。
「宇宙大帝ゴッドシグマ」におけるガガーンは、副司令として本星(未来)よりエルダー軍体制強化のため、送り込まれてくるが、エルダー軍総司令であったテラルを追い落とし、軍の実権を握ってからは物語の最終ボスとしての地位を占めるようになる人物である。このようなインパクトを持った人物がガガーンなわけで、SO4におけるガガーンはどのような位置づけの人物かはDisc1からは計りようはないが、何やらきな臭さが漂っているような気がするわけである。
それはともかく、設定がこれだけ重なるというのも偶然の一言では片付けられないように思う。無論、偶然の一致というものがないわけではないが、どちらも商業作品故、先行する作品の調査くらいは行った方がいいように思う。もっとも、SO4のスタッフがどれほど「宇宙大帝ゴッドシグマ」を知っているかは、何とも言えないところであるが…。
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