Microsoft社公式見解が不思議なものだとしたが、これがなぜ不思議なのか。文だけではなかなかピンとこないかもしれないので、以前Windowsの歴史シリーズで作成したWindows歴史年表をベースに、数え方の比較をしてみよう。
まずは、Microsoft社公式見解から。基本的に、コンシューマ向けWindowsのメジャーバージョンを世代としていることが確認できる。もっとも、Windows 2000より前のNT系列についての扱いが読み切れていないため、このように区切っていいかは何とも言えない部分はあるが、企業向けに特化した(様々な経緯はあったが、Windows NT 4.0以前のNT系列のOSはそういう扱いとなるだろう。我が国は独自路線だったのが…)ものを外せば、このようになると考えて問題ないだろう。
コンシューマ向けWindowsのメジャーバージョンという法則から世代数を数えるというのは、悪くはない数え方だが、いかんせん、第7世代の説明だけがつかないという困難は避けようがない(苦笑)。
一方、私の見解はWindows NT系列でのみ世代数を数え、小数点以下第一位が更新される毎に世代更新されるという考え方である(バージョンアップ料金を必要とする、というルールにすると、NT 3.5からNT 3.51へのバージョンアップについての説明が困難になるので、考え方を変えてみた)。とはいえ、こういったものはどちらがいい悪いというものではなく、室町幕府将軍の代数数え方等と同じく、見解によって異なるものであり、公式のものが正当(正統)なのだということに変わりはないだろう。とはいえ、理由が首を捻るようなものは、様々な意見等によって変わっていくものでもあるのだが…。
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