その4からの続きです。
タッチパッド
例によって、アルプス製である。タッチパッド愛好家の方には申し訳ないが、私はこれを常にOFFにして利用している。裏を返せば、どのようなシーンでもマウス等を接続しているとなるが、この件に関しては良いとも悪いとも言えない。
バッテリ稼働
デフォルトのスタミナモードで、この原稿をエディタを使って間断なく作成していると、100パーセントの状態から始めて、90パーセントになるのに40分を要した。単純計算だが、最大400分。一般的には380分(6時間20分)は連続して使用可能だと思われる。AC電源なしで、これだけの連続時間で使用できるのなら、まったく文句はない。GPUの後段にも記したが、GPUの切り替えがスイッチ一つで、簡単に短時間で行うことが可能となったことも大きい。これにより、電源プランのカスタマイズを行う意味も出てくるようになり、デフォルト状態よりもさらにバッテリ持続時間を改善させたり、あるいは多少短くなっても、より快適に利用することが可能になるだろう。
筐体(天板)デザイン
ボタニカル・ガーデン、ゴシック・アラベスク、ライン・フォーレスト、ブラックの4種のうちから選択できるが、私は一番あっさりとしたブラックを選択した。理由、それは天板裏を自分ではほとんど見ることがないことに加え、ヨーロピアン調のデザインはあまり好みでないということもある。ただ、お気に入りのデザインがあったとしても、やはり選択肢には含めないだろう。なぜなら、ハイスペックノートPCは仕事にも使うことが多いからである。気心知れた仲間ならともかく、そうでもない相手に自分の趣味のデザインをさらすのはいかがなものかと考えるので、自ずとオーソドックス(無難)な選択肢となってしまう。
Windows Vistaのエディション
3つのエディションから選択できる。Ultimate、Business、Home Premiumのうち、私はUltimateを選択した。理由は単純で、全部入りを望むからである。完全主義者ではないが、あとで足りないことに気付いて対応するのが面倒というほかに、実は理由などない。おそらく、私の使い方からすれば、Businessで十分かと思うが、数千円の違いで余計な気遣いをしたくないというのもある。結局、Microsoft社の都合のいい顧客の一人が私なのだろう(苦笑)。ちなみに、本体の型番の違いは、Windows Vistaのどのエディションを選択するかによる。VGN-Z90USがUltimate、VGN-Z90NSがBusiness、VGN-Z90SがHome Premiumだが、なぜHome Premium搭載型番がVGN-Z90HS等となっていないのかは不明である(苦笑)。ノーマルって意味か?
本体サイズ及び重量……幅314mm × 奥行き210mm × 高さ24.5mm(最厚部33mm)、約1.45kg
液晶ディスプレイが16:9の比率であるため、本体は横長に見える。また、奥行き210mmということで想像はつくが、一般的なこのクラス(1kg台中盤~後半)のノートPCよりも液晶ディスプレイを開けた状態(つまり使用状態)では、かなり背が低くなる。とはいえ、このことが問題になるわけではなく、単にシルエットの問題(違い)に過ぎない。Mobile用として、求めるべき指向は人それぞれだが、私はやはり安定した入出力を求める。きちんとしたキーボードがあり、情報量の多い画面を求める。これに加えて、持ち運びしやすいものとなれば、最初に興味本位で飛びついたVAIO Uは小さすぎたことがわかり(その前のLibretto 20でもそう感じてはいたが)、社で試すようになったいわゆるNettopクラスの安価なPCは、強制的に与えられたものであればやむを得ないが、私自身使いたいとは思えない代物でしかなかった(使える、と、使いたい、の間には大きな溝がある)。
横道に逸れそうなので話を戻すが、サイズはやはり一定の大きさが必要である。重量に関しては、これは軽ければ軽いほどいい。極論すれば1グラムくらいがいい。だが、現実には重力には逆らえないので、やはり一定の重量はあるだろう。使い勝手を犠牲にしてまで軽さを求めるのには反対(たとえばWILLCOM D4)なので、ここは妥協の産物である。同じようなものが複数あり、かたや1.80kg、こなた1.50kgというのなら、迷わず1.50kgを選択するだろうが…。
その6に続きます。
購入の参考に読ませて頂いております。
>VGN-Z90BSがBusiness
BSではなくNSだと思います。ご確認ください。
投稿情報: anony | 2008/08/29 11:40
修正しました。ご指摘ありがとうございます。
投稿情報: XWIN II | 2008/08/29 13:40